大雪は誰のせい?

「今日は三味線のお稽古だ~。わ~い」と思っていたら、14日、東京の街に雪が降り始めました。
ちなみに自宅は東京都にありますが、3分歩けば埼玉県です(^^;
私はわりと晴女なので、ううむ、これは師匠が雪男に違いないと思ったのでありました。
でも、師匠曰く「昔は、出かけるとよく、雨が降ったり、大雪になったりしたけど、最近はからっと晴れるよ~後で出かけてみたら、晴れたりして~」
おや、師匠のせいではなかったのか…では、一体、誰のせい?

さて、師匠はたまにこのブログをご覧になっているようで、「師匠は私に甘過ぎる」と私が言っているせいか、今回は撥でぶたれました。
(;゚Д゚)え~?昭和の芸子のお稽古のお師匠様じゃあるまいし、そんなことあるの???

「下手くそ~」と、ぶたれたわけではなく、実はこういうわけなのです。
私は、最近、一体、師匠がどの程度の力で撥を打つのかということが疑問だったので、師匠に右腕を差し出して、
「ここに撥で打ってくれませんか?」
とお願いしてしまいました。
今、考えると、右腕を出すなんて、バカだったなぁ。
だって、右腕は怪我して、三味線弾けなくなったらどうすんの…
足を出すべきだった(笑)
いや、足だしたら「師匠を誘惑した」として世の師匠のファンに殺されるかも?
じゃ、頭差し出すか?
いや、それでは、ただでさえ、おバカなのにますますおバカになる…
ちょっとやそっと叩いても、びくともしない尻尾が欲しいかも。

でも、よくよく考えたら、爪弾くのと違って、撥は小さな力で、結果として結構大きな力を得られるわけだから、師匠が一の糸をがんがん叩くように、腕を打ったら、きっと痛いですよね。
もちろん、師匠はおバカな私のお願いを真に受けず、そんなにがんがん弾いている時を再現せず、軽く弾いている時を再現して腕を打ってくれただけです(笑)
意外と、小さな力でも、三味線は綺麗に鳴っているものなのですね。

さて、外は雪。
滑って転んで、腕でもけがしたら大変です。
冗談抜きで、滑った際にとっさに手をかばって、頭打っちゃう三味線弾きがいないとも限りません。
皆様、お気を付けください。

さて、写真は私の今年の冬のお気に入り、「モモンガコート」
両腕を拡げた長さは通常、自分の身長と同じだといいます。
私の身長は176.5センチ、なので、大きなモモンガですね。
着物を着ていても、ゆったり着られて、雨雪の日には、水滴をはじいてくれます。

あ、モモンガコート着たいなぁって強烈に思ってたから、雪降った?
もしかして大雪は私のせい?

日本に帰ったら楽しみなことベスト5

もう~いくつ寝ると、きぃぃこおくぅぅ~(メロディと歌詞が合わないや)
帰国間近なので、日本に帰ったら楽しみなことベスト5、告白してみたいと思います。

第5位  お風呂に浸かりた~い!

寒い冬は何と言っても、お風呂、お風呂ですよ!
毎晩、入浴剤をあれこれ、とっかえひっかえ、お家のお風呂で、日本の秘湯めぐりだ!
中国の普通のご家庭には湯船というものが存在しません。
ホテルみたいな所だとある場合もあるけど、浅いでしょう?
日本留学経験者などは、日本の湯船とウォシュレットのトイレが懐かしくて、本国に帰国後、自宅にとり入れようとする人もいます。
でも、だいたいが、部屋の他の物を最初から全部付け変えなくてはならなかったりで大変で、且つ高くつくので断念してますけど…
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第4位  お寿司食べた~い!

北京の日本料理屋さんでも食べられるけど、高いよ…無職学生の私には無理(^-^;
それに、だいたい、北京は内陸なので、お魚新鮮じゃないし…
回転ずし、連れて行ってもらうんだ♪
あなご食べたい。うなぎはイヤ。私は脂っぽいものはダメ。
中国人はウナギなどの脂っぽいものでないと、食べた気がしないらしい…
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第3位  もんじゃ焼き食べた~い!

私が東京を愛している理由の一つがもんじゃ焼き。
北海道出身の知人が「ぐちゃぐちゃして気持ち悪いので、一度しか食べたことがない」と言ってましたが、この世の中に、これほど美味しいものがあるなんて、東京、サイコーです!
でも、油苦手なので、私はアゲ玉抜いてもらいます。
店員さんは、私のことをアレルギーなんだと思っているようです(笑)
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第2位  毎朝、卵ご飯が食べられる~!

そうです。卵ご飯は日本が誇る味だと思います。
また、ぐちゃぐちゃ系ですね(^-^;
どの国に居ても、自分で買ってきて食べられそうなものではありますが…

1、卵が新鮮で、変なウィルスによってお腹を壊すおそれがなく、
2、醤油の味がおかしくなくて(外国の醤油は、やっぱり外国人テイストです)、
3、炊き立てご飯がとっても美味しい(日本の炊飯器は、アジア人に人気高いです)

という条件を満たすのは難しいと思います。

これと同じで、卵サンドイッチも、楽しみです。
私は、帰国すると、一定の期間中は、狂ったように毎朝、大量に作り始めます(笑)

1、卵をゆで過ぎない(沸騰したら火をとめて15分です)
2、カロリーハーフのマヨネーズじゃなきゃ、絶対ダメ
3、食パンは超薄くないといけないので、6枚切りを自分で包丁を使って更に半分にする(料理苦手なくせに、こういうことだけは上手)
4、市販のサンドイッチは耳がないけど、私はパンのミミが死ぬほどが好きなんだよ~(だから、市販のミミを切り落としたサンドイッチ用パンなんて許せない)

サンドイッチを作ると大量に出るミミは、しばらく私のおやつになります♪
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さて、気になる1位ですが…当然、これでしょう

第1位 三味線のお稽古に行ける~

4位から2位の食欲をダントツにひきはなした、堂々の1位であります。
師匠の音が、とっても大好きです。
録音の音はもう何百回も聴いていますが、いや、もう何千回の域かも…生の音というのは、聴覚以外の感動があります。
例えば皮膚で感じる振動感覚とか、視覚で感じる美しさとかね(私が三弦系の楽器が好きな理由の一つが、上手な人の棹を移動する際の手の動きがめちゃくちゃ美しいというのがあります)

お稽古の帰りはテンション上がり、ぼ~っとしているので(正確にはお稽古でやった曲がぐるぐる回ってます)、注意しないと電車乗り間違えて、なかなか家に帰れません…なんか、方向分かんなくなるんです(もっとも、通常は方向音痴ではありません)。
(やっぱ、私ビョーキなんですかね…)

【番外編】
そりゃ、旦那に会えるのが一番楽しみに決まってるでしょう。
食欲や、お風呂や師匠の音に対する恋しさとは次元が違うので、圏外。

北京教会物語

クリスマスイブですね。
主の平和がみなさんとともにありますように。

北京にもたくさん教会があります。
バチカンが台湾を認めていることから、中国との関係はビミョ―ですが、実際には聖職者の方が香港などを経由して行ったり来たりしているようです。
ご存じの通り、中国はかつて、いろいろあったため、中年層では宗教を信じている方が少ないのですが、お年寄りはそりゃもう熱心な信者さんが多いです。
また、キリスト教などは、若い子が最初は外国文化へのあこがれや、外国人との交流や、英語を話したいという目的で近づいて、そのうち信者になるというパターンもありますね。

観光客が一番よく行くのは、王府井にある聖ヨセフ堂(俗称:東堂)ではないでしょうか。
ここは、人がよく集まるショッピング街なので、教会にもかかわらず、ミサの時間以外は鍵をかけています。
http://www.catholic-bj.org/newsjq_title.asp?classid=60&id=1849

司教座聖堂(カテドラル)は通称、南堂と呼ばれている宣武門にある教会です。

さて、昔、北京のカテドラルでクリスマスミサのお手伝いをしたことがあります。
そのときは、立て続けに、3回か4回ミサにあずかって、さらに夜中に帰る手段がなかったので、そのまま教会の地下で寝て、朝ミサにも出ました。
あんまり、外国人は教会の敷地内の地下室や、奥の教会施設に入ったことないんじゃないかな。
(私は外国人だって分かんないし…昔は教会の仕事に熱心な知り合いがいたので、よくくっついて歩いていたんだよね)

私はカトリック教徒なので、ミサに行くべきところですが、24時の深夜ミサはとてもじゃないけど、クリスチャンじゃない人の見学が多いし、交通が不便だから、まず行こうとは思わない。
前夜のミサはだいたい18:00頃から始まります。
でも、24日は午後6時まで講義があるので、行けそうにもない。
25日の朝ミサにするかなぁ。

いっそ、次の日曜まで行くのがまんするか…

最近、教会行ってないんだよね。
昔、名古屋の南山大学の傍に住んでいた頃は、毎朝、南山大学のロゴスセンターのミサに行ってたんだけどね。
神父は南山大のフランス文学(あれ、フランス語だったかも)の先生で、ドイツ人なんだけど日本語ぺらぺら~なのに聖書のところどころに漢字に平仮名がふってあって、かわゆかった(^^;

ちなみに私の携帯アドレスを知っている方は、「なんだ、このメアド、本人の名前と全然関係ないじゃん。覚えられないよ」と思っているかと思いますが、それは洗礼名なんです(^^;

ところで、面白い教会建築としては、救世主堂(通称、北堂)を見ないわけにはいかないでしょう。
遠くから見ると美しい建物ですが、近づくと中洋折衷が微妙です。
かわゆいことに、なぜか、敷地内に獅子やら蟇(ひき)(注:カメに似た伝説中の動物で竜の第1子とされ、重いものを背負うのを好むことから、石碑の台にその形を刻することが多い)の石像が…
まぁ、日本の神社の狛犬だって、古代インドで、仏の両脇に守護獣としてライオンの像を置いたのが狛犬の起源らしいから、教会に獅子がいたっていいんだよね。