新しい三味線


ずっと人口皮のいい加減な三味線で練習していたのだけど、
だんだん、その響きが嫌になってきて(なんつーか、余韻がいまいちな音だったし、何よりも花梨の棹が柔らかすぎて減りが早い…)
犬皮の三味線を日本滞在中に買いました。

紅木だけあって、ずっしり感があります(^^;
皮はいずれ破れることを考慮し、あまりよくないものでいいということにして、張り方も手加減してもらいました(北京は乾燥しているので、目いっぱい張ったらすぐダメになりそうで怖かったし…)
でも、棹だけは予算の範囲内で密度が高くて硬い物を…と思いました。

知る人ぞ知る…
私は楽器に名前をつけて可愛がっておりますが、基本的にその楽器を手にした時期の先生のお名前の漢字一字をもらうことにしています。
というわけで、この子の名前は満琉(ミチル)くんです。

本日北京に戻りました

さきほど、ホテルに着きました。
なぜ、大学の寮ではなく、ホテルなのかというと…留学生寮は相変わらず改装中で、行くところがないからです(^^;
OH!

さて、成田空港のあるお店で、着物の帯が安売りしてました。
それが、お買い得な値段なのか、もともと値引きして額が適切な値段になっただけなのか、よく分からないなぁと見つめていたら、店員さんが英語で説明し始めてくれました。
「日本語できます」と言えばよかったものを、つい、遊んでしまい…
最後まで、日本語が分からない、英語もアヤシイ、あんたいったいどこの国の人なのさという外国人のフリを通してしまいました。
お姉さん、スミマセン。
思うに、服装が日本人らしくないこと、背が高いこと、日本っぽいものをうっとり眺めているという態度が、私を日本人ではなさそうに見せているのかもしれません。

さて、眠いです…
明日から、どこで三弦と三味線練習したらいいんだよ?
たまたま電話で話した中国人にそう愚痴ってみたら
「ホテルでやりゃいいじゃん」といかにも日本人なら言いそうにもない返事がかえってきました。
その友人に言わせると、
「ホテル住まいの人なんて、昼間は商談にいくか、遊びに出かけるから、誰もいやしないって」

そうかもしれない…
でも、日本人なら、こう言うだろうか?
ううむ、文化の違いかも。

北京に戻るのがおっくう

9月から新学期なんで、北京に戻らなきゃいけないんだけど、
日々、報道を見ていると憂鬱なんだわさ~

大使館からは注意を呼びかける一斉メールとか受け取るし…はぁ。

まぁ、この10年、SARSもあったし、オリンピックもあったし、大規模デモもあったけど、今回は特に憂鬱だなぁ。
タクシーに乗って、運ちゃんと雑談なんてしたくもない。
私は喋れば訛りのせいで、北京以外の土地から来た人だとすぐばれる。
外国人慣れしている運転手さんだと、ダイレクトに「あんた、韓国人?」とか聞いてくる。
(これは私の見た目や訛り方の特徴のせいではなく、単に北京に韓国人が多いだけなんだろうけど…)
違うというと、「じゃ、親が台湾か香港あたりなのぉ?」となる。
ちなみに、台湾の人なのかと聞かれることは多いです。
しかし…世の中には自分が生粋のXX人だと言いきれる人ばかりでもあるまい…