もう師走
三味線関係の忘年会も先週、終わって、もう何の予定もない…
ううむ、来年こそはボランティアとかで年末年始が三味線弾くのに忙しいという生活をしてみたいよ。
さて、三味線の小山会の忘年会で、お友達が春の小山会演奏会の動画を記録したDVDをくださった。
私とその方は習った年数が一年程度しか違わないので、どの合奏でもその方と席が隣。
その方のご家族が記録したものの中から私も映っているものを編集してくださったのです。
ううむ…私は自分の演奏中の表情が大嫌い。
それはつまらなさそうに弾いているから…
いや「つまらなさそう」ではなく、本当に「つまらない」からそういう表情しているのですが…
自分がつまらなかったら、見てる(聴いてる)お客さんもツマラナイに決まってるからこの悪い癖を治したいけど、なかなか治らない。
私が本番つまらないのは、
1、下手な自分が許せない(しかし、これは舞台に一旦立ってしまったら諦めて、その時点で最善をつくすしかない…)
2、舞台上だと音響などの環境にもよるけど、反響音などで自分の音が聴こえづらかったり、大人数すぎると合わない人もいて、やたらその外れた音が気になること(これも、自分だって間違えることあるし、もう一旦出て行った音なので、落ちた滴が元に戻らないように諦めるしかないし、たとえ反響音などで自分には綺麗に聞こえていない音でも、客席側からはわりと普通に聴こえている場合も多いので、気にするのをやめることである…)
3、結局のところ、聞いてくれる人の中に一人でも自分に共感してくれる人がいるかもしれないということが信じられない…(そういう経験がまったくないからなのだから、これは友達作って褒めてもらうしかしょうがない(笑))
対処法が分かっているのなら、治せよ…(と自分で突っ込む)
この季節になると、テレビとかでカラオケがどうしたら上手になるか(上手に見えるか)という話題がのぼるけど、その中に「見た目」を直すということにも触れられていて実に興味深いんですよね。
そこそこ弾けるけど決して上手くない人が二人いたとして、下手に見える人とそうでない人がいるのも事実。
技術を上げるのは、当然だけど、それには身体能力などの限界があるのも事実。
だからそれ以外のことをできるだけ治して、できれば後者の人間になりたいけど、後者はコミュニケーション能力の問題なので、これもある意味、生まれつき上手な人と、経験を積むことで多少マシになる人の二種類がいて、私は後者を目指して頑張るしかないんだよね。
そういえば、見た目の話で思い出したけど、私は手が大きいというか、指が長い(実際にはさほど長くないけど、長くてすらっと見えるらしい)
だから、見た目、弾いてる時に手元が美しく見えるんじゃないかと言ってくださった先生がいらっしゃいました。
実際、モタモタのかき回しをしても、もしかしたら、合奏で大人数で弾いてる場合なんて、私のモタモタの音は客席に聴こえないだろうから、もしかすると、すごく上手に弾いているように見えていたりするのだろうか…
と思ったらチョット嬉しい(笑)
しかし、冒頭の写真だけど、着物をもっとちゃんと着ろよ…襟元、くずれてるよ~(泣)
当たり前と言えば当たり前だけど、着物を速くきちんと着れる人は、三味線も上手。