ハミウリの歌

哈密瓜

写真はハミウリ(哈密瓜)です。
発音記号は ha mi gua です。
おおっ、何か音が並んでいる感じ。
Hはシ Aはラ MIはミで、Gはソ、Uは分かんないから無視で、最後はAでラですか。
シラミソラ~(ハミウリの歌の完成!)

大学の食堂前の売店で買いました。
メロンの一種で、新疆ウイグル自治区ハミ一帯の名産物。
ハミウリのカットを味噌汁茶碗一杯くらいで、5元くらいかな。
まぁ、日本円に換算すれば100円以下?

北京は果物が安いんですよね。
チョイ前は、さくらんぼをたらふく食べたし、夏なんてスイカを半分に割ったものをスプーンですくって、いただきます。
日本だったら、絶対にできない(^^;
絶対に千円以上でしょう?

冬だとリンゴの見切り品(ちょっとぶつけたりしたもの)なんかをご飯がわりにします。
(貧乏学生根性)

琵琶は何故「琵琶」で、三弦は「三弦」と呼ぶのか

先日、二胡専攻の友人が言いました。
「この間、二胡って何本弦があるの?って聞かれちゃった…二本に決まってるじゃない、二本じゃなかったら「二」胡じゃないでしょうが!」

ははは、確かに。
四本なら四胡だしなぁ。
弦が一本の、独弦琴という楽器もあったなぁ。
日本のお琴(筝)なんかも、十三絃とか、十七絃とかいうふうに、弦の本数が楽器名として通用するしなぁ。

ん?
まてよ、三弦って、弦が三本だから当然、「三」弦なんだけど、弦が四本の三弦ってあるよ。
これほんと。
中央音大の王振先先生が、1964年に「四弦三弦」というのを制作している…調弦はEADG。
1976年にも調弦GCDGの四弦三弦を作って、自分で演奏したCDも録音してるしなぁ。

まぁ、音域広げたい、琵琶の演奏技法取り入れたいって気持ち分からなくもないけど、三弦は弦が三本でいいんじゃない???

じゃあ、琵琶は四本の弦だけど、四弦って呼ぶんかいなと思いきや、そんな習慣はない。

実は、昔、ほとんどの弾撥楽器は、「琵琶」と呼ばれていたらしい。
というのも、そもそも、何で「琵琶」という楽器は「琵琶」って言う名前なのかというと
昔々、「琵」(発音はPi)というのが、弦を右手で前方へじゃらん~と掻き鳴らす動作で、「琶」(発音はPa)がその反対で、後方へじゃら~んと掻き鳴らす動作を表しました。
だから、こうやって弾く楽器はすべて、琵琶と呼んでいたのだそうな。

現在の、「月琴」(一昔前の日本でも流行したらしいね。坂本龍馬の奥さんのおりょうさんも弾いていたらしい。中国では今も京劇伴奏等に使います。)、「阮」(正倉院の宝物として螺鈿琵琶が有名だけど、実は螺鈿阮というのもちゃんと日本に伝わっています。)等はすべて琵琶の仲間~

ん?じゃ、まさか、弦楽器であって、弾くという点で琵琶も三弦も同じだから、もしかして、三弦まで琵琶って呼ばれていたのか?
ええ?!と思いきや、三弦にはそういう説や噂は見当たらない…
三弦の前身といわれる楽器の名称が「弦鼗」。発音記号はxian tao 。
(秦の始皇帝の頃…紀元前214年以降?)
「鼗」← この漢字、文字化けするかなぁ…(鞉·鞀)とも書くらしく、意味は「でんでん太鼓」。
三弦は、弦の付いたでんでん太鼓ってことで、琵琶じゃなかったんだ(笑)

蟹みそクッキー


私の二胡の先生ナナ先生の杭州土産「蟹黄酥」です。
包み箱には杭州名産、伝統の技とかってかいてあるぞ。

「蟹黄」とは「カニみそ」のこと。
ついでにいうと、「蛋黄」だと蛋が卵の意味なので「卵黄」です。
じゃあ、蛋黄派というのは何でしょう?
別に卵黄を愛好する派閥のことじゃないですよ(笑)
派はパイと発音するので、お菓子のパイの当て字なんです。
つまり、蛋黄派はカスタードパイ。

酥というのは、一般的に、小麦粉にバターや油と砂糖を加えて焼いたお菓子のこと。
サクサクっとするクッキーみたいなものですかね。

で、お味はというと、どこがカニみそなのかよく分からない。
ただのバタークッキーみたいだった。

ここで、はたと気付いたのですが、私、そもそもカニみそ食べたことないから、カニみそかどうか分からなくて当然だった(^^;
だって、蟹って何かキモいじゃない?
かに道楽の看板は面白いけど…
カニカマしか食べたことないです。