美味いじゃなくて上手くなれるスープ

チーズチャウダー
えっと、これは美味いだけじゃなく、楽器が上手く弾けるようになる魔法のスープです。
. . . ☆. . . . . . . ☆. . . . . . . . ☆. . . . ☆. . . . . ☆. . . . ☆. . . . . . ☆. . ☆
. . . ☆. . . . . . . ☆. . . . . . . . ☆. . . . ☆. . . . . ☆. . . . ☆. . . . . . ☆. . ☆
. . . ☆. . . . . . . ☆. . . . . . . . ☆. . . . ☆. . . . . ☆. . . . ☆. . . . . . ☆. . ☆

そんなわけないだろう…(^^;

説明しますと、これは中国語で「巧達濃湯」といいます。
小中高の部活動なんかでは、試合前に「カツ」とか食べろとか、どうでもいい縁起担ぎしませんでした?
「巧達」って、なんのこっちゃない、
「チャウダー(西洋料理の一、魚介類を主に野菜を煮込んだ実だくさんのスープ)」の当て字なんですけどね。
発音記号で書くとQiao Da 

お稽古前の一杯は、クラムチャウダー!!!

バカ言ってないで、、今日も、練習しろっちゅーに。
でも、信じる者は救われる!…かもしれない。

お休み中もやっぱり練習

清明節の休暇中。中国では祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日であり、「掃墓節」 とも呼ばれたそうで、日本におけるお盆に当たる年中行事であります。

昔は、連休になると論文を書くのに明け暮れました。
今は、結局、毎日、練習するのが日課ですから、普段と同じことしてるだけです。

あと昨日、お友達の先生に論文の校正を頼まれたので、それも見ないとなぁ。

レッスンが通常は、金曜なのですが、清明節のためお休み。
私が五月に人前で弾かなきゃいけないことを心配してくれた先生は、水曜日に時間あったら見てやるから、昼に電話してこいと言ってくれました。
レッスン中は仁王さまでも、こーゆーとこ優しいんですよね、いちおう(^^;
結局、大学の規定により、つぶれた授業は日曜日に振り替えらしい(でも、こういう場合、先生のご都合等で結局なしになることも多い)。
水曜は先生は会議があるのでアウト(中国の大学にはやたらどうでもいい会議が多い、しかも突然、その日に通知が来るのである、これホント)
大学の規定通り、日曜日に見てくださるそうなので、やっぱり、黙々と練習しないとマズイのでありました。

二胡LESSON91

え~本日もナナ先生宅のワンちゃん4匹、元気いっぱい。
子犬二匹はだんだん大きくなってきたせいか、自己主張するようになり、二匹でがうぅううと喧嘩することしばしば。
今まではレッスン中は静かだったのに、どうも最近ダメでして…
途中でがうがう喧嘩始めたので、私も思わず、

「うらぁ、私の音を聴けぇぇぇ!!!」

とばかりに思い切り弾いてやりました。
私の二本目の二胡って、実はかなり共鳴するので、イヌの耳にはキツかったかな(笑)
あれ?すごい、喧嘩やめだぞ(^^;

【長弓】

その調子!と言われました。この状態をキープすべくがんばります。

【賽馬】

57、58小節目、60~68小節目にある頓弓ですが、やはり二回続く頓弓のうち、前が短めで後が長めになってしまうようです。
それから、私は特に外弦から内弦への移動を伴う頓弓とかになると、後の音の頭がきちんと発音されてないような気がしたので、解決方法をお尋ねしたところ、
こういう練習方法はどうかしら?と次のような練習方法を教えてくださいました。
一弓でD調で言うところのド(内弦)ソ(外弦)ドソドソドソ…と弾いてみるのを繰り返す。
一弓で弾くドソの数が少なければまだ、それなりに音出せますが、ドソドソドソドソドソとすごいたくさんのドソを一弓で出そうと思うと、ひぇ~音が飛び跳ねるよ、こりゃ。
当然ですが、この道何年のナナ先生のドソは、神業のように、綺麗に一直線に続くのでありました。

【春詩】

あいかわらず、高いド(小指を使う)から低いミ(人差し指)へポジション移動するとき、突然、崖から飛び降りるように移るため、音が全然「春」じゃないと言われました。
「飛び降りるよう」な効果の音、これ、三弦のトシミネ先生も言ってたなぁ。
結局のところ、欠点はすべての楽器に通じているのでしょうね。

どうやら、私は、とにかく、音だけを捜しに急いでポジション移動するので、
「ひゅん!!!」っと音が滑ってしまって(まるで飛び降り自殺)
「はう~ん」という感じの脱力系色っぽい滑音にならないのです(ははは、文字で書くのは難しいね)

解決する方法は、幸い、急いで捜しに行く音程そのものは合ってるので、後はその過程の問題。
小指を弦から離したら、人差し指だけで急いで音を捜して弦を押さえにいくのではなく、もとの手型にきちんと戻って弦を押さえてから、その状態で、手首使って上へポジション移動すれば、綺麗な滑音を帯びたまま、ポジション移動もきちんとできて音程も合うはず。

ビブラートですが、いちおう、かける方法そのものは間違ってないらしいですが、一つの音符にいっぱいいっぱいまでかかっていないのです。
要するに最後の方は次の音に移らなきゃってことでいっぱいいっぱいで、きちんとかかってないってことです。
ひたすら練習するしかなさそうです。
また、私はビブラートの速さを自在に変化させるなんて高度なことはできず、いまんところ、旋律とビブラートがきちんと合っていない状態なのです。
まぁ、正直、こういうビブラートは聴き苦しいので、ない方がいい。
負荷かけて、徐々に速くしていかないといけないんでしょうねぇ。

自分って一番気の毒な聴衆なんだよなぁと思います。
特に大人は、人生経験長いから、いい音知りすぎてるし。
また、私のように、周囲が超上手い人ばかりの環境にいる場合、聴くに堪えない自分の音を毎日聴いて、それでも、応援し続けてあげないといけないわけでしょ。
よほど、鈍いか、神経図太くないと続けられないよね。

【速い曲の練習の仕方】

どの器楽の先生も皆、こうおっしゃいます。
最初はとにかく、アホみたいにゆっくり弾け。
一音一音がきっちり聴こえるようになって、そのよい状態を100%再現できるようになって初めて、少し負荷をかけてスピードをちょっと上げる。
これの繰り返し。
確かに、いい加減でいいのなら、意外とスピードって最初から速くても弾けちゃったりするんですよね。
でも、一音一音がザツ。
部活動の合奏みたいのなら、これでもいいんですが、こういうザツな弾き方が身についてしまった場合、後できちんと弾こうと思っても、本人は自分がザツな弾き方をしてきたことに気付いていないことも多く、また、変な癖はそれを身に付けてきた期間の倍以上の時間をかけないととれないんですよね。
(皆さん、だいたいこうおっしゃいます。)

ちなみに、私が柳琴をやめたのも、これが理由の一つです。
その楽器に関しては素人の先生に習って(この方はピアノと二胡ならわりとプロフェッショナルだったんです)、全然基礎が身につかず、変な持ち方と弾き方の癖がついて、無理やりなら簡単な曲が弾けたけど、全然、次のステップにはいけず、それなりの先生に習いなおしてみたけど、積み上げたものをすべて崩すのは、ゼロから始める子の数倍の年月を費やすであろうことが分かり、もう嫌になりました(笑)
私の個人的な意見ですが、最初の一年くらいはその道の一流の人に教えてもらった方がいいんじゃないかと思います。
なんか、経済的な問題やら、こんな初心者は引受けてくれないんじゃないかとか、いろいろあると思いますが、その楽器のちゃんとした専門教育を受けてきた先生に習っておいた方が、後後、楽かなぁと思うわけです。
まぁ、何をもって専門教育を受けてきた先生、基礎を叩き込まれてきた先生っていうのかも難しいですけどね。
例えば、三弦の先生なんかは、みなさん、それでは日頃、ニーズがないので、副科やオーケストラで必ず琵琶、中阮、大阮持ちますから、そっちの楽器でもそこそこの腕だったりします(でも普通は、そっちの専攻の方の腕には及びません…例外もありますが)
筝とピアノのはなんか相性がいいのか、どっちもやってた、あるいは子どもの頃、途中で鞍替えした子、意外といるしなぁ…
二胡の方だと高胡とか京胡とかいわゆる胡系はなんでもござれっていう人もいるしなぁ。
リーズナブルに、ちょっとかじりたいだけなら、こういう副業的な先生に習うのもいいんでしょうけど、すご~く上手くなりたい人は最初から、その楽器の先生に習った方がいいよね、と思います。

二胡に関しては、変な癖付く前に気付いてもらえるので、ラッキーだったなと思います。