三板で心のリハビリ中

sanba
三板とは、ご存じ、沖縄の打楽器。
もとは中国から来た楽器を沖縄の人たちが自分たち独自の打ち方をするようになったもの。
中国の竹製のものは、持ってるんだけど(もちろん沖縄とは打ち方違います)、何処にしまい込んだんだか、出てこない。

で、打楽器好きの私は、DVD見て一時間練習しました。
なんだか、速度は遅いですが、五本の指でトレモロらしきことができるようになりました。
わ~い、楽しいぞ。

もう、ぜ~んぜん上手く鳴らない弦楽器は諦めて、打楽器に転向しちゃおうかな~

結構、まじでこの3日間落ち込みました。
もう、三弦も三味線も二胡もぜえ~んぶ、やめちゃえ!と思ったけど、これらを止めるってことは、私にとっては人生を止めちゃうのとおんなじ意味なんだよね。
やめたら、他にやりたい事もないし、別に子どもがいるわけでもないので思い残すこともないので、死んじゃうしかないんだよね。
ほんと、もう哀しくなっちゃってさ~
今日は、基礎練だけして、ず~っとお出かけして、帰ってきてからは三板で遊んでただけ。

まぁ、考えてみたら、プロの一流の人だって、誰からも好かれるとは限らないし、どんなに素晴らしい技術を披露したところで、「ツマンナイ」って言われることあるわけよね。
基本的に他人ってよほど好きな人じゃない限り、全然聴く気ないわけだし…(笑)
そういえば、昔、ピアニストの郎朗さんが、聴衆ってもっと、もっとを期待するから、期待に応えるのは大変みたいなことを言ってたな~
ものすごい領域に達している人ですら、前の演奏と今日の演奏を比較されて、他人にあれやこれや言われるわけでしょう?

ましてや、超マイナーな楽器で、知らない曲を私が弾いたんだから、ツマンナイのを通りこして我慢の限界だったんだろうね。
先日の演奏で、前の方の人は好意的というか、気を使ってくださってたのだと思いますが、はっきりと言葉と態度でツマンナイを示してくださったお客さんがいらっしゃいまして、面と向かって言われたわけではないけど、すべてハッキリと聴こえていたりして…(まぁ、ワザと聴こえるように言ったのかな?)
確かに私があちらの立場であったなら、自分の興味ないことに付き合わされるのは、凄く辛いもの。

おそらく、この先、何千回、何万回と言われ続けるであろうことなので、早期に非常にショックな形でガツンと言われたことには、(ある意味、感謝しているという意味で)一生、忘れないと思います。
我慢して聴いてもらわなきゃいけない人に、無理矢理、義理とかで聴かせなくてすむようにするには、きっぱり止めてしまうか、成長するしか仕方がないんですよね。
マイナー楽器で知らない曲を弾いても、人を魅了する演奏技術と人格が伴う人も、世の中にはいるわけですからね。
でも、そういう人は、ものすごく数少ないし、現実には素人には無理な話なんだけど、建前、目指そうという気持ちは失くしちゃいけないんでしょう(笑)

でも、私はともかく、音大生とか音大院生で十何年も時間もお金もつぎ込んで、見た目もよくて、技術もそこそこある人でも、報われない人って、世の中にいっぱいいるんだよね~
容姿一般、下手くそ、時間もお金も、まだまだつぎ込み足りない自分が、落ち込む理由もないわな~と思った次第(私って多分、神経鈍いから生きていられるんでしょうね)

竜宮城の夢の1分が俗世の10年

DSC03285
「台上一分钟,台下十年功。」
舞台上の一分は、舞台下で十年の努力が必要となるという意味です。
演劇のレッスン室などによく掲げてある言葉で、日々の努力の積み重ねが大事ということなんですが…私の場合、やってる年月が少なすぎなので、この公式に当てはめると、舞台上で1分もちません(泣)

今日は、ボランティアで演奏の機会いただきましたが…うぅ…もっと勉強します…
一緒に弾いてくれたお友達に感謝。
そのうちお友達と一緒の写真、お友達がアップしてくれるかもしれません。
竜宮城の夢の1分が俗世の10年(^^;なんて…相当長生きしないといけないですね。

私の顔は悲劇向きかも

doga
ずっと、動画を撮ってみたいと思っていました。
でも、デジカメで撮ると、音声がいまいち。
かといって、デジタルビデオカメラっていうのも大げさなような気がしてました。
で、デジタルビデオカメラも音声がいまいち。
一番いいのは、画像と音声を別どりすることだけど、面倒くさい。
本格的に勉強したら…私の性格上、その道のプロかセミプロになるまで、のめり込む可能性があるので、妥協して映像がまぁまぁで音声がきれいな機械ってなかろうかとさがしてみました。
世の中にはあるんですねぇ、そういうのが。
ICレコーダにビデオがおまけについてきちゃったみたいなものを買いました。
本当はこれの上位機種のほうがライン入力とかできていいみたいですけどね。
さすがに人気らしくて在庫がなかったので、これでいいや…って感じ。
当然、音声重視で、映像は、ま~悪くはないね、って感じかな。
もっと早く手元にあったら、発表会で兄弟子先生とか撮らせてもらったのにな~残念。
自分の練習用(チェック)と先生の模範演奏録画させてもらおうと思ってます(ちなみに、私の三弦の先生は映像も録音もOK。二胡の先生は録音録画は以前、勝手に動画サイトに投稿されてしまった苦い経験があるので、一律NGにしているそうです。三味線の師匠はレッスン中の録音はOKしてくださいます。)

前に、うちの大学で功房(演劇のためのレッスン室で大きな鏡があります。通常、演劇科の人しか借りられませんが、その時は琴房(防音室)が借りられなかったので融通きかせてくれたんです)を借りてみたとき、自分の演奏姿にショックで一週間立ち直れませんでした。
今回も、自分の動画見たら、気分悪くなるだろうな~と思いながら、テスト録画して、パソコンで再生してみましたが、やっぱりショックでした。
ほんと、もとの顔が悪いのはどうしようもないことだけど、それに加えて表情がほんと嫌そうに弾いてるんだよね。
客観的にみると、そんなに嫌なら練習するのやめたら?といいたくなるような顔。
実際、自分的には練習したくてやってるわけで、全然嫌じゃないのに(仕事や勉強の方がよっぽど嫌だ)、あーでもない、こーでもないと思って弾くから、嫌そうに見えるんだろうなぁ。
いつぞや、三味線の師匠も私が一生懸命弾いてるの見てたら、気分悪くなったって言ったしなぁ(泣)
でも、思えば、昔から親にも、「あんたって普通の顔がつまんなさそうに見える」って言われてたっけ。
世の中には普通にしているだけで、微笑んでいるように見える人がいてうらやましい…
実際、苦しそうな顔して弾く演奏家は少なからずいるけど、上手いから許されるんだよねぇ?
上手くなくて、嫌そうな顔して弾く私はどうしたらいいんだい?
せめて、人前で弾く時は、「この音嫌だなぁ」「この音ずれたなぁ」とかいう粗さがしやめて、楽しそうに弾かないとマズイよね…はぁ。

で、悲劇弾いてるときは、本人は普通に弾いているだけなのに、なんか、ハマってるわ。
これから、悲劇専門に弾こうか(笑)