蟹みそクッキー


私の二胡の先生ナナ先生の杭州土産「蟹黄酥」です。
包み箱には杭州名産、伝統の技とかってかいてあるぞ。

「蟹黄」とは「カニみそ」のこと。
ついでにいうと、「蛋黄」だと蛋が卵の意味なので「卵黄」です。
じゃあ、蛋黄派というのは何でしょう?
別に卵黄を愛好する派閥のことじゃないですよ(笑)
派はパイと発音するので、お菓子のパイの当て字なんです。
つまり、蛋黄派はカスタードパイ。

酥というのは、一般的に、小麦粉にバターや油と砂糖を加えて焼いたお菓子のこと。
サクサクっとするクッキーみたいなものですかね。

で、お味はというと、どこがカニみそなのかよく分からない。
ただのバタークッキーみたいだった。

ここで、はたと気付いたのですが、私、そもそもカニみそ食べたことないから、カニみそかどうか分からなくて当然だった(^^;
だって、蟹って何かキモいじゃない?
かに道楽の看板は面白いけど…
カニカマしか食べたことないです。

手はどこまで進化できるか

実は、薬指のことで悩んでいます。
皆さまは、人差し指から薬指まで、一直線上に置いて思いっきり拡げたら、何センチくらいまで拡がります?
3歳から何らかの楽器やってるっていう人は問題外です。
むちゃくちゃ拡がるにきまってるやん。

津軽三味線の場合、多分、6のツボ(人差し指)から9のツボ(薬指)っていうのが一番距離があるんですよね。
測ったら約8センチでした。

中国大三弦の場合、多分、第七ポジションのド(人差し指)レ(中指)ミ(薬指)を一度に押さえる場合が一番キツい。
人差し指から中指までが4.5センチ、中指から薬指も4.5センチ(人差し指から薬指までが9センチ)です。
もちろん、どうにも手が小さくて押さえられない人は、薬指を使う際に人差し指を離せばいいんですが、そうすると、よほど運動神経がよくない限り、快速なフレーズを弾くのは諦めないといけないでしょうね。

私の先生は、お前は手が大きいんだから、がんばって拡げろって言います。
でも、横に拡げるのは、もう無理かも。
年寄りなんだから、手はあまり変形しないかもね…
とは言うものの、大人になってからやった器楽なのに、私の左手の指は右手より若干長いです(関節が伸びた?)

指を思いっきり拡げて弦を押さえる時、多分、二通りの方法があると思うんです。
一つは斜め横に拡げるパターン(琵琶はそもそも、これ以外に方法がないと思います)
薬指の右端よりの部分に弦を当てて、とにかくクリアな音を出します。

もう一つは、斜め下に拡げるパターン
ただ、距離が半端なくある場合、手首を上に上げることになり、人差し指を巻き込む感じになってしまうので、それはそれでイタイです。
薬指の真ん中あたりで弦を押さえることになるかと思います。

うちの先生は前者で押さえている感じかも。
でも、後者の方法を教える先生もいますよね。
ついでにいうと、日本の先生が、大人に教える場合は、そもそも、こんな無理な指使いをさせません(^^;
我々が、そこは中指でしょと思う距離を、薬指の記号が書いてあったりします。

どっちが薬指できっちり弦を押さえることができて、かつ他の指に負担がかからないんでしょうね…
いずれにしても、大人が無理しすぎると、指の腱に負担がかかって、痛めることになるので、注意が必要ですよね。
テキトーに押さえるだけなら、十分届くのですが、速く弾いて(例えば、ドレミレドレミレ、ドミレミドミレミ等)、且つクリアな音を保ち、音程が狂わないっちゅうのは、かなり、厳しい。
手を傷めたら元も子もないので、手加減してますが、どうにかなるものなのか、
もう、歳だから、諦めた方がいいのか、

実は習い始めのころ、右手を親指の付け根を痛めました。
そもそも、親指を外に弾くという筋肉の使い方を普通の大人は知りません(笑)
人の手は、握る方向へは簡単に力を入れられますが、逆は訓練が必要です(手首使わずにですよ)。
これも人差し指と親指の間の角度があまり広く拡がらない人にとっては、弦にあたる角度を上手くコントロールできないので、キツイです。
私はそれなりに模索して、自分の手の形に合うように妥協して弾くようになってからは、手は痛めてませんけどね。

こういうとき、6歳の6月6日から、楽器始めたという環境に恵まれてきたきた人を激しく妬みます(笑)
でも、そういう人はそういう人なりの悩みがあるので(周囲の期待とか、家業継がなきゃとか)、まぁ、妬んでも仕方ないですかね。

先生は、そのうち、何とかなるって思ってますけど、彼は私よりずいぶん年下で、この道だけで生きてきた人なので、年寄りの身体の構造なんて分かるまい…
(私の言動があれなので、先生も周囲も私の方が年下だと思っているようですが…)

湿度20%の憂鬱


部屋のデジタル温湿度計を見たら、湿度20%

北京の一般的なお家は全館暖房です。
鉄パイプのようなものの中を温水が流れていて、暖房開始日、停止日等はお国が決めています…建物によっては国の指定日より前後します。
結構、暖かいのですが、そのせいで乾燥もすごい。
その点、南方のお家はここまでする必要がないので、むしろ寒いそうです。

あぁ、息苦しい、肌がかゆい~

こんなところで三味線は弾けない。
レッスン室は多分、ここより寒いのでもう少し湿度はあるのではなかろうか…

さぁて、加湿器をがんがん稼働させなきゃ。