結局、暗譜はできたのか

夜に師匠が譜面をFAXしてくださったけど、うちのFAXの調子が悪いのか、真っ白…
まぁ、私は譜面があっても、フォトコピー方式で暗譜する習慣はなく、
私の脳のワーキングメモリは爬虫類なみに少ないので、何度も聴いて歌わないと覚えられない…

そろそろお風呂入って寝なくちゃいけない時間になってもまだ、ところどころ忘れてしまうので、風呂場にもMP3持ち込んで聴きました。

そしたら、すんごい、響くの~
わ~お*゚*(感´∀`動)*゚*
まるで、師匠が温泉で三味線弾いてるようだ…有り得ないシチュエーションだなぁ。
(三味線は湿気に弱いから、現実には風呂とか温泉のそばでは弾けない)
あったかいお湯でご機嫌モードで唄っちゃいました。

音源耳コピでだましだましなんとか覚えました。
でも、本番は環境違うから、忘れるのよね。
これから、お風呂入るたびに自動的に「じょんから」が頭の中で再生されるかも。

第49回小山会、津軽三味線・民謡発表会

明日は津軽三味線小山流の発表会です。

2013年4月27日
めぐろパーシモンホール
11:30開場
12:00開演

東急東横線
都立大学下車

入場無料

大合奏の何処かに私もいますが、すごい人数なのでわかんないでしょう(^○^)
私、自分が弾ける民謡しか知らないし、全然詳しくないので、日本のメロディ勉強してきます。

二胡LESSON94

ついに、二胡のレッスンでも言われちゃいました。

「土泥带水」

中国人の先生に中国語で楽器を教わった人なら、一度は言われたことあるかも。
まぁ、かなり上手い人が、中国へ音楽留学した場合は言われないのかもしれないけどね…

文字通り、泥が水を帯びてるんですヨ!
以前、三弦でも「ぬかるみを歩いている」と言われましたが、二胡でも同じなわけなんです。
瞬時に指が弦から離れてくれず、必要のない余韻(滑音)がくっついて離れない。
別の先生にもそう言われたとナナ先生に行ったら、「まぁ、あなたに限らず、誰でも一度は通る道だから、注意はしないといけないけど、病むほど悩んじゃダメよ」と言われました。
ううむ、三味線にはサワリがあるので、あまり目立たないだけなんでしょうね…きっと、私が弾くと、指が回ってないせいで、そういうどうでもいい余韻が響いてるんだろうな~

ところで、二胡から話はそれるけど、三味線、弾き終わった最後の音の余韻が、何故、師匠のように綺麗に響かないのか、今頃気付きました。
三味線は絹弦を使っているので、音が狂いやすいですよね。
弾いている途中でしょっちゅう、調弦してるかと思います。
つまり、私の場合、あぁ、狂ってきてるなと気付かないこともあれば、狂い始めていることに気付いても、とっさにきちんと弾いている合間に直せないんです。
十二平均律みたいに、「だいたい均等に合ってる」程度じゃ、厳密には綺麗に響かないんですね。
現にピアノの和音って綺麗じゃないものね(私は、日頃、フレットのない弦楽器を弾くので、天に貫けるような和音ばかり聴いているせいか、ピアノに濁りを感じます…それを否定するわけではないです、それはそれで便利です)。

私は三味線の師匠が二本以上の弦を打つ時の音がものすごく好きなのですが、それは打った角度もさることながら、音がピタッと合ってるからなんですね。
協和音だけじゃなくて、三味線の場合は不協和音も多用されますが、その独特の美しく響くピンポイントの不協和音音程がとれてないから、私の音、ちっとも「ご機嫌」に聴こえないのね。

だから、私の曲の最後の音は、最悪(曲なんて、最初と最後が肝心だというのに…)。
弾いていない弦も実際は響いているので、狂っていると、隣の弦もきちんと響かないから、最後の方になればなるほど、師匠の音から遠ざかっていくのは当然だったんだ~
師匠が和音を打つ瞬間を見ると、「ただ普通に弾いてるだけで、見た目は長年弾いている普通の人とあまり変わらないのに、一体、どこが違うんだろう」と思っていたけど、大前提から違ってたんだ(笑)

で、話しは二胡にもどるけど、二胡は三弦や三味線ほど、素人の耳に明確には分かりませんが、内弦と外弦は五度離れているので、きちんと調弦してあれば、かなり綺麗に響く筈ですが、ずれていると、音色も変わると思います。
試しに、外弦の開放弦を弾きながら、内弦が響かないようちょっと軽くつまんでやると、音色が薄っぺらくなります。