身長

バス停でバスを待っていたら、見知らぬおばさまに、
「ねぇ、ちょっと聞いていい?」と言われたので、バスの行先とか、道を聞かれるのかと思いきや、
「何食べたら、そんなに身長大きくなったの?」と聞かれました。

「いや~別になんにも…」と本当のことを答えたら
「やっぱり遺伝なのねぇ」とがっかりされました。

息子さん或いはお孫さん、背が低いのかしら???
こればかりは食べ物ってあまり関係ないような気が…

私からしたら、せめて165センチくらいで止まってほしかった。。。
この季節になると、可愛い浴衣とか着たいのに、どうしてもおはしょりができないとか、裄丈が短いとか、いつも哀しい思いをします。
まぁ、最近の若い子は背が高かったり、腕が長かったりするので、浴衣ぐらいだとサイズないこともないですけど、着物は厳しいですね。

男装しようかとも思うのですが…
なかなか、う~ん、実行できません(^^;

妹達の苦悩

今回、シンガポールで私は妹の前で泣いてしまったのだけれでも、妹も私の前で泣きました。
当然だけれども、音楽をやっている子たちは、子どものころからやっているわけで、親の期待も大きい…
それに応えられなかったらどうしよう、というプレッシャーは計り知れない…

ちなみに、文化系大学院の博士課程で、将来の見通しが立たなくて休学する子は多いけど、音楽系の彼女らの場合、高校生くらいでそういう問題に直面するらしいのだ。
ヤバいと思ったら、休学しなさいと高校生が中学生にアドバイスしていました。
そして、秋から中三の妹チエちゃん(三弦専攻の姉弟子のことです)は、私の学歴が高いことを知ると、即座に
「勉強の方法論を教えて」とたずねてきました。
私はよく、どうしたら中国語上手くなるかと聞かれますが、はっきり言って、特別効率のいい方法なんてないと思います。
あえて言うなら、「どうしようもなく、そのことが好きで、寝ても覚めてもやっている」か「どうしようもなく、それが出来なければ生きていけないような環境に自分が置かれているか」という二つのどちらかに当てはまる場合にだけ、信じられない程、何かが出来るようになることだけは確かです。
そのどちらにも当てはまらない場合、そもそも、それが自分が生きていくために必要なことではないのだから、無理してやる必要もないような気がします。

妹の場合、三弦は問題ないでしょうが、おそらくその他の学科が問題なのでしょうね。
語学できないなら、好きな音楽のことでも書いてある原書でも読んでみるといいのですが、そういう回り道には興味なく、手っ取り早い方法論を教えてくれと言われました(笑)
まぁ、あえて言うなら、記憶と言うのは、一日後と3日後に忘れる度合いが大きいみたいですので、覚えたいことがあれば、一日後に再チェック、3日後に再チェックすることかなと言っておきました。

ついでに言えば、これって楽器の練習と一緒なんだよね。
一日、練習サボると、自分的に手が動かないなという認識があって、2日練習サボると先生に練習してないことがバレます。
そして3日練習しないと、聴衆に明らかにバレます(笑)
今回、シンガポール滞在期間中、数日、楽器に触れませんでしたので、明らかに指がなまってしまい、戻すのに苦労しました。
私はレイトスターターだからということもありますが、妹たちのように、子どものころから10年精進してきた子でも、1,2日練習できないと不安を覚えるようです。

毎日、こんなにやってても、将来どうにもならない、というのは実に不憫なのですが、本人好きでやってんだから、しゃあない、という…
で、妹の中には、好きでやってない子もいる…というのは本当に不憫…

シンガポール四日目

四日目は自由行動。

午前中は、ホテルで行くあてもなく淀んでいる数人をトシ先生がデパートに連れて行ってくれました。
しかし、皆の関心は一致する筈もなく、途中から自由行動。
私は古筝のワンちゃんとウィンドウショッピングへ。

高級デパートへ行けば、品物はいいけど、自分には手の届かない値段。
庶民的な店に出かければ、安いけど、大した品物はない…中国国内で十分じゃないか。
ところで、デパートの休憩コーナーで変な看板発見。
標識
左から飲食禁止(理解できる)、真中が睡眠禁止(これも理解できる)、最後がキス禁止(風紀が乱れるから?!なのか…どうでもいいやんかと外国人の私は思うのでした。)

ぶらぶら歩いて、飽きてきたので、チャイナタウンへ行く事に。
まぁ、タクシー乗るのももったいないので、バスに乗っちゃえ、ということで二人でバスに乗るも、1ドルでいいと思っていたら、1.1ドルだと言われ、???状態。
あれぇ、看板には1ドルもしないと書いてあったような…
まぁ、しゃーないとワンちゃんが1ドル払って、私が1.2ドル払って事なきを得ました。
でも、シンガポールのバスって停留所の名前言わないのね(^^;
米国でもそうだったけど、これじゃあ、道を知ってないと降りられないよ。
ということで、いつも地図をチェックしながら、今、どこどこの角をまがったんだよね、と確認しながら乗っていました。

チャイナタウン無事到着。
ワンちゃんはお母様にお薬を買って、私はお決まりのようにタイガーバームを買って、晩御飯へ。
相変わらず、海鮮麺を食べました(実は私は、これと言って食べたいものがなければ、とりあえず海鮮麺とか野菜麺ということにしているため、人から「またかよ」と言われます)。

さて、チャイナタウンにて日も暮れ始めたので、ホテルまで戻ろうとすると…
何だか変な音楽が聴こえてくる。
そっちの方へ行くと、ビンズーのお寺で何やら儀式をしているらしい。
ヒンズー寺院

好奇心旺盛なワンちゃんと私は、土足禁止の寺院の中へ靴を脱いではだしになって突入。
写真撮影ご希望の方は、受付でXXドル払ってくださいとの看板に気付かず、ワンちゃんは写真を撮り、私がお金いると教えてあげても、多分ばれない、ということで、そそくさと写真撮り続けました。
ははは、確かに誰もお金払ってないみたいだし、それで誰かが文句を言ってくる感じもしない。
何だか…ヒンズーの寺院の装飾って、玩具のお城みたいな感じ。

儀式も何やら終息に向かっているようなので、私達はホテルに戻ることにしました。
しかし、チャイナタウンからホテルまで、結構距離があったのに、徒歩で自力でもどれましたよ~
ワンちゃんの記憶力と、道行く人が親切なことのおかげですね。