欲張りな中国の女の子たち

タイトル見ると、なんかあれもこれも買っちゃう浪費家なのぉ?
って感じですが…
そうではなくて、人生に関して欲張りってことです。

本日、大学院のご飯会に行ってきて思ったこと。
博士課程の学生でも、女性多いんですよ。
で、嫁のもらいてがないかと言うとそうでもなくて、意外と既婚者多いんです。
さらにいうと、3歳くらいのお子さんがいる人もいます。
修士一年生で妊娠して休学したって人、少なくないです。
もっとも、普段はお母さんに預けているそうです。
あ、そうそう、大きなお腹で試験受けて、入学した途端に一年休学して復学ってのもありですねぇ。

つまるところ、奥さんがそういうことしてても、旦那さんは気にしないんでしょうね。
女性も働くのが普通だから、何か文句ある?って感じなんでしょうね。
もっとも、男性の方も教員兼院生という人もいますが、中には女性よりも学歴低い人もいますよ。
一番、微妙なのが、ちょっとだけ女性の方が学歴上ってのが、はりあっちゃってダメなんでしょうね。
学歴が同じか、全然かけ離れているというのが、よいみたいです。

入学の一週間前に籍入れたって人もいました(^^;
彼とは遠距離結婚だそうです。
もっとも、数年、居所が離れているのはよくないので、結婚してしまえと親族が強引にくっつけてしまったらしいですが…
まぁ、私も似たようなもんか…
卒業まで待ってたら、分かれるかもしれないから、さっさと結婚しろと父が言って、あっという間に結婚してしまったのが10年以上前の話。
未だに卒業できないですもん。

学位も、社会的に安定した職業も、旦那も子どもも
すべて手に入れて、ちゃんとやっていける中国の女性たちはほんとすごいと思います。
私なんてあるのは学位と旦那だけです。
しかしながら、日本だと、女が博士へ行ってしまうと、なかなか結婚できなくなる(あるいは離婚)とか、そもそも男性でも安定した教職に就けるのは稀なわけで、結婚前の女が子ども産む訳にいかず…(産んでもいいだろうけど、普通に生むより大変だ)
あるのは、ほとんど役に立たない学位だけ残ったという女性も少なくないですよね。
中国と日本はすごく違うものだと思います。

さて、家に帰ってきてニュースを読んでいたら、心理チェックが載っていました。
あなたが本当に欲しいものはなにかがわかるっていうんです。

「あなたは山を越えた先にあるおばあちゃんの家に遊びに行き、4つのものをもらってきました。でも帰りの山を越える道で、3人の門番に1つずつもらった物を渡さないと道を通してもらえず、自分の家には帰れません。あなたは何をどの順番で渡していきますか? また、最後に残ったものはなんですか?」

A:甘くておいしいお菓子
B:美しい仮面
C:キラキラの金貨
D:不思議な羽飾り

私の場合、捨てる順は、仮面、金貨、お菓子、羽飾りです。
何を表しているかというと、仮面は社会的地位、金貨はお金、お菓子は愛情、羽飾りは自由だそうです。
ものすごく当たっているだけに怖いですねぇ。

ものものしいわりには平和

大学の門もセキュリティがきつくて、学内を治安巡回中とかいう腕章付けた先生方が歩いていたりして、ちょっといつもと違いましたが、
基本的にうちの大学には日本に関係ある学部なんてありませんから、
何事もなく一日が過ぎました。
本当にちまたではデモとか、破壊活動なんてあったのって感じ。

これも首都北京だから比較的、乱れにくいということと
うちの大学、都心から離れてるし…
北京大なんかと違って学生少ないし…
学生さんも政治とかやってるわけじゃなくて、芸術やってる人ばかりだからでしょうか…

とりあえず、今日は何事もなくてよかったです。
ちなみに、学生が少ないので、私は何処へ行っても実は日本人であることバレバレなんですが、誰かに絡まれたってこともないんです。
むしろ、何かあったら電話しておいで、という人ばかり。

ありがたいですね。

競争ではなく散歩する馬

久しぶりに二胡のレッスンに行ってきました。
ナナ先生宅のドアをノックするとワンちゃん達が大騒ぎ…で、ドアの向こうから「あ~ちょっと、待ってね!」と慌てるナナ先生の声。
六時にって約束してて、きっかり六時なのだけど、この慌てようは何だろう???と思っていたら、
最近、ナナ先生はお疲れ気味で、知らず知らずのうちに眠ってしまっていたんだそうな…

さて、タイトルの「賽馬」ですが、二胡ではおなじみの曲ですよね。
もう、聞きあきたよっていうのが、先生方の本音かもしれません。
二胡の初級者が必ずと言って弾きたがる曲…
私はというと、別に大した思い入れはないのだけど、もう何弾いていいか分かんないし、この際、今、快弓の練習している訳だから、賽馬はちょうどいいんじゃないかってだけの理由でナナ先生にやってみていいかと聞きました。
それから、二胡やってて、これ弾けないっていうのも、将来、何だか恥ずかしいかなと思って…

快弓の訓練にはもってこいの曲だそうです。
でも、特に複雑な技巧や変化がある曲ではないし、心情や情緒をなどを深く追求するような曲じゃないので、あんまり一生懸命、こればっか練習する必要はないよ、って言われました。
さっさとクリアしてほしいみたい。
ナナ先生はこういう俗っぽいのはどうも、好みではないのかな(笑)
私個人の感想としても、もし、これが遅い曲だったら、難しくないですよね?

昔、職場の同僚が、「游鯉さんも二胡やってるんですね~僕も前に習ったことあるんですよ、賽馬とかやりました?」とお聞きになるので
「習ったことはないけど、自分で手探りでさらってみると、馬が走ってくれずに、歩いちゃうんだよね~」と返事しました。

しかしながら、最初から速く弾こうとすると、絶対に穴があくというか、手落ちだらけのスカスカの演奏になってしまうので、それじゃ練習の意味がないから、始めはめっちゃ遅く弾きなさいとナナ先生に言われました。
つまり、明日から馬を歩かせることになりました。
ちゃんと歩けるようになったら、小走りへ…小走り出来たら、ちょっと気合い入れて走ってみて…
今週中に全速力の競走馬にはなれないと思う(^^;

基礎練の方ですが、相変わらず、弓の引きと押しの境目が綺麗じゃないようで、なかなか美しく弓をかえすことができません(あ~ん)

ところで、私は、課題曲を弾いている期間中は、いつも誰か特定の方がお弾きになる課題曲ばかりを繰り返し聴きます。
毎回、同じ人と言うわけではありません。
その人のその曲が収録されたCDっていうのが存在しないということもあるし、真似したくても、1%も真似できそうにもないという場合もあって、別の方の音源を聴くこともあります…本当は特定の方のばかり聴く方がいいのだろうけど。
今回の賽馬は誰がいいかと検討したところ…普通、二胡の伴奏と言えば、普通は楊琴とかピアノですけど、津軽三味線の伴奏で賽馬というのがありまして…これにしました。賽馬ってラドレミソラ~という民謡音階と相性がいいんですよね。
「響蘭」小山貢、玉蘭、小山豊 2,800円(税込) の中に収録されています。
最初に聴いた時は、何かううむ~って思ったのですが、何回も聴いていると慣れてくるというか…でも考えてみたら、二胡のメロディを唄だと思えば、三味線で何とでも伴奏できちゃいますよね。
いつか三味線の兄弟子先生が、私の賽馬の伴奏してくれると嬉しいなとひそかに思っています。