百原明子先生の中国民族楽器教室の中でも阮、柳琴などの弾撥楽器による第一回発表会にお邪魔させていただきました。
腕はまだまだの私ですが、こんなマニアックな発表会に友情出演させていただき、貴重な体験をさせていただきました。
公の演奏後に泣かなかったのは(感動の涙じゃないよ、悔し涙)、これが初めてかも。
もちろん、ダメダメな部分いっぱいあったし、相変わらず、あがったんだけど、それ以上に、明日につながるアドバイスや気づきがいっぱいあったので、希望というか、そういうのが持てました。
さて、自分の舞台の方ですが、私は三弦の説明をダラダラしてもツマンナイかなと思い、津軽三味線を持ち出して、大きさ、音色、こんなに違うでしょ、みたいなことしてみました。
全体のリポートは、お客さんが書いてくださっているので、私は自分の裏話など、ぶっちゃけます。
今回の想定外の面白ハプニング、いってみよう〜
その1
9時半集合で、最初に集合写真取りましょう、ということでした。
で、私、行ったら、襦袢忘れてました。
私の衣装というのは、知る人ぞ知る、深衣。
着物っぽいやつです。
あちゃー、もう肌に直接、着ちゃえ状態。
これって、三味線の発表会とかだったら、怒られちゃうよね~。
自分のリハが終わったら、ホテル戻って、襦袢を取ってきました。
だから、写真がちょっとマズイんです。
本番はちゃんと着てます。
大切なもん、置いてきちゃうなんて、ダメですね、反省(~_~;)
その2
朝、ホテルで三味線を分解していたら、上駒がぽろっと落ちた…
ひょえ〜
でも、自分が見てる時でよかった、よかった。
知らない間に落っことしてて、組み立てる時に見つからなかったら、下の駒ならともかく、上の駒なんて代わりのもの持ってないよ。
でも、糸を掛けてしまえば、上駒は落っこちてこないので、それでよしとしました。
ははは〜外れるものなんだねぇ。
その3
実は、三弦と三味線の説明をする時、楽器がよく見えるように、リハの時、譜面台を左寄りに置いていただくお約束にしていたのですが、出て行ったら、どうも譜面台が正面に近い…
ううむ、これでは、楽器が見えないぞと思い、私はこともあろうに、足で譜面を左によけてしまった(*^_^*)
だって、左に三味線、右手に三弦で手がふさがってるし、楽器スタンドとかもないし、気持ち的に楽器を下において、手を開けてから、譜面持つ余裕がなかった〜
アァ、お行儀の悪いことしてしもうた。
当然のことながら、お客様に笑われてしもうた〜
でも、何かこの笑いのおかげで、少し緊張が解けましたので、マァいいっか。
淑女にあらぬべき行動、失礼しました。
自分のことで頭いっぱいで、皆様の演奏を一人一人全部聞けたわけじゃなくてすみませんでした。
後で映像記録で拝見します。
でも、合奏は舞台脇から拝聴させていただきました。
こんなにマイナーな楽器で、人が聴いてくれる舞台が作れるってすごいと思いました。
一番たくさんお客さんいた時、多分百人はいたらしい。
しかし、舞台上では、ライトが明るすぎて、私は前から二列目ぐらいの人の顔しか見えなかったけどね。
生徒さんの中には、目の手術とかして目にレンズが入っているので、眩しかったぁって仰ってましたが、あれぐらい明るくないと、舞台では怖い顔になっちゃうんですって。
次の舞台では、彼は演出の一つとしてサングラスかもしれませんね。
かけたら、格好良さそうなおじさまでした。
私は右目だけ悪いのですが、普段、メガネ、コンタクトはしません。
だから、ライトが明るすぎようが関係ない。
左目は裸眼で普通に1.0以上見えてますので、右目にコンタクト入れずに正解だったなぁ。
迷ったのよ、右目にコンタクト入れるべきか。
合奏の「ムーンリバー」、柔らかい音が素敵でした。
最後の合奏曲、「三六」、中国の曲ですが、雰囲気良く仕上がってるなーと思いました。
三弦と琵琶でも、よく合奏される曲ですが、私が同じ曲を三弦でやっても、こんなにいい雰囲気かもし出せないわ、と思います。
大阮という楽器は、三弦専攻の学生が、大学のオケでよく担当に回される楽器ですが、中阮との合奏で聴くのもいいものですよね。
モモ先生、楽器の特徴、生徒の個性を活かす選曲が上手いんですよね。
将来、室内楽やりたい私としては、三弦を活かせるアレンジ、もっと勉強しなくちゃと思いました。
ところで、なんで皆さん、本番前にお弁当ペロリと平らげられるんですか?
モモ先生なんて、あんなに細いくせに、ガッツリ完食。
痩せの大食いってよく言うけど、本当だね。
私は、最初から食べられないって分かってたから、ホテル出てきた時におにぎり一個食べただけ。
ちなみに写真は、本番前、控室にてお弁当完食後のモモ先生と私。
第二回発表会は2年後、楽しみです。
さぁて、2年後は、何弾こうかなぁ。
河南板頭曲って、昔は三弦、琵琶、古筝とよく合奏したらしいんですよ。
うひひ、高山流水あたりを誰かとやりたいかも。