二胡LESSON102

ここ1年ほど、私、スランプなんですわ。
というか、もしかすると、ここら辺が限界?

「速く弾けない」「右手と左手のタイミングがずれる」
右手だけ、左手だけなら、まだ、速く動く余地はあります。
両手でゆっくり弾いている時はさほど、手に力が入っているとは思わないのですが…
顕著なのは、例えば2321 2321というフレーズを弾きながら、音量を小~大、大~小に変化させようとするでしょ。
右手の弓の速度や使う弓の長さが変わっていくとする…
別に左手の2321 2321を押さえる圧力を変える必要ないですよね。
でも、右手が速くなるにつれ、あるいは使う弓の長さが大きくなるにつれ…左手に余分な力が加わってしまうのです。
現在、右手パワー全開状態でも、左手は淡々と2321 2321と必要最低限の圧力だけで押さえて、必要以上に弦から離れないようにしよう!というキャンペーン実施中。

私、もともと、子どもの頃から運動音痴で、不器用でした。
私の脳は、おそらくワーキングメモリというやつが、少ないんです(誰でも歳をとると、だんだん、物事を忘れっぽくなったり、何をするにも段取りが悪くなりますが、私は子どもの頃からそうなんです…汗)
私は、暗譜も平均的な人の倍、反復しないとできないみたい。
あるフレーズを覚えた後、その後たった一、二小節、削っただけで、後は全く同じというメロディを弾けと言われて、覚え直すのに、数時間かかります(普通、数分後に覚え直せますよね…)
なんで、テキパキ出来ないの!とよく叱られました(くすん、くすん)

この数カ月、あまりに変化のない私を見て、ナナ先生も、
「こういう練習をするのよ」とおそらく、日本でも中国でも、ここまで手取り足とり、教えてくれる先生はいないんじゃないかというくらい、「練習の仕方」を教えてくださいました。
口で言うだけじゃなく、こういうことなのよ、と見せてくださいました。
「分かってる?」とも言われました。
うぅ…昔から、本人は分かっているつもりで、やっているつもりでも、実際にできないから「私の言ってること、聴いている?」ってよく言われるのよね(^^;
聞いてるんだけど(子どもの頃は、実際には、空想の世界に意識が飛んでて、聞いてないことあったけど)、頭悪くて理解できない、っていうのが私の姿なんだと思う。
快弓とか速弾って、歳のせいもあるし、もう私には無理なんでしょうかね?

頭が普通の人より悪いんだから、何かを覚えるということを普通の人と同じ手順で同じ時間やっても、普通の人みたいに出来るようにはなれず、工夫がいるのかもしれません。
楽器を弾くって、たんなる身体の問題だけじゃなくて、脳の働きですから。

ちなみに、ここでいう頭悪いって、俗に言う頭の回転が悪いみたいな意味と思ってください。
だって、私、困ったことに、特定の分野に関して調べることが好きで、知識だけ蓄積されていくので、学歴だけは高いんですよね…(そういう先入観があると、賢い人と思われて、人の話をすぐに理解できると勘違いされるんですが、でも、実際、呑みこみがものすごく悪いので、聞いてないのか、と思われたりします…本当におバカなだけで悪気ありません)
あんまり、自己卑下してもしゃあないので、最近は、こう思うことにしています。
「指が一本ない人は、多少不便を感じるけど、代替手段が発達する。私は多分、頭の神経が数百本足りないんだから、普通の人より、おバカで当然。でも、何らかの代替手段が発達してきている筈」

【余談】
ナナ先生とは13時からという約束だったんで12時に家を出ました。
私、家を出て外にいると、携帯の音があまり聴こえないんですよね。
バスに乗ると、道路の音って結構うるさいし、いつも、何か音楽を聴きながら歩いているから、携帯の振動音なんて全然聴こえない。
同様に楽器の練習している時も、自分の音が大き過ぎて携帯の音なんて聴こえない。
(ついでに言うと、練習中は、人がすぐ傍に寄って来て話しかけると、飛びあがってビックリします…それくらい他のことが全く分からない)

ナナ先生のショートメッセージは
「もう、家出ちゃった?私、外にいて家に13時までに戻れそうにもないの、まだ家出てないなら17時からのレッスンにできないかな?」
でした。
13時にそのメッセージを先生のお宅の前で見ました。
が~ん
で、急いでその旨伝えたら
「分かったわ、返事がないから、もう出ちゃったと思ってたの。手続が思った以上に長引いちゃって…多分30分後には戻れると思う」という返信が帰ってきたので、その辺、ぶらぶらしてました。

で、ナナ先生が戻っていらしても、二匹のわんこ達が部屋の中でいろいろ悪さをしていたので、ちらかった床をナナ先生はとりあえず、お掃除。
ナナ先生がお掃除している間、ちゃっかり、わんこと遊んでしまいました。ぬいぐるみみたいで可愛い~

わんこって面白いですね。
私は自分の音が大嫌いですが(下手だから)、わんこにしてみると、そこまでヒドイ騒音や雑音でもないらしく、レッスン始まった途端、お腹をみせて寝ちゃいました(^^;
私と遊んで一通り興奮したから、眠くなったんでしょうね。
犬を飼っている人はご存知かと思うのですが、普通、犬ってよほど安心した環境下でないとお腹をみせたりしませんよね。
うわ~ここまで、だら~っと寝ていただけるなんて、喜んでいいのか悪いのか…

口伝心授

先日、「伝統文化と音楽パフォーマンス芸術フォーラム」っていう学術研究会を傍聴してきました。

そこで、最近は録先生が大人気という話になりました。
録先生って、要するに録音録画教材のことです。
録先生の真似すりゃ、誰でもある程度、できるようになりますよね。
でもね…
録先生は一方的に教えてくれるだけで、あなたのことなんて考えてくれないんだよね。
しかも、自分はそっくり真似ているつもりでも、本当に真似できているか分かったものではないんですね。

そして、困ったことに、例えば京劇なんて、西洋音楽のリズムではないし、現代標準語のイントネーションで歌ったりしないんですよね。
どうしても、先生が経験を語ったり、その場で動作を修正してあげる必要があります。
伝統芸能の一般的な教授法、つまり、一対一の口伝及び心のコミュニケーションーこれを中国語で口伝心授といいますが、どうしても必要になります。

京劇でなくとも、楽器なんかもそうですよね。
本当にうまくなりたい場合、口伝心授のレッスンしかあり得ないと私は思います。

録先生と生先生、違いを思いつくまま、書くと…

実は、楽器がある程度できる人は、譜面や録音があれば、テキトーなら弾けちゃいますよね。

でも、音の困ったところって、録音と生音違いますよね。

科学的に測れるものでいえば、身体に感じる音の振動が違う。
弦楽器なら、試しに先生の楽器と同じようにきちんと調律した楽器を持ったまま、先生に模範演奏を目の前で弾いてもらった場合、弾いてない自分の楽器も同時に歌い始めます。
歌うとかいう比喩が嫌いな人のために、事実だけ述べれば、開放弦で明らかに、自分の楽器の弦も振動するのが分かるということです。
ちなみに耳の不自由な方の中には身体で振動を感じて、音の違いを感じている人もいると聞きます。

さて、民族音楽などの場合は、リズムやアクセントをいわゆる西洋音楽の譜面どおりに読んじゃいけないわけですが、一緒に弾いた時、聴覚で自分の音程、間の取り方が判断できるという点は、録先生も生先生も同じです。

でも、実は生先生の場合、たまには間違うことあります。
通しで弾いてる時などは、こちらが止まらない限り、とても上手に誤魔化されます。
誤魔化し方も学習できます(笑)

非科学的な面をいえば、録先生の音も素晴らしいけど、生先生の周囲は空気の流れがすごい…
一緒に弾くと、自分も飲み込まれて、上手くなったような気がします。
いわゆる、つられるという現象が起こりますが、つられるって悪いことみたいだけど、うまい人につられるなら、その時の感覚を自分一人の時にも再現できるよう頑張ってみればいいんですよね。

ついでにいうと、譜面は違っていることもあります。
生先生は、譜面のミスプリを教えてくれます。
でも、意外と素人の私の方が譜面のミスによく気づきます。
先生はもう頭で覚えていないので、譜面が見たいように見えてしまうという、玄人ならではの習性があるようです。

ところで、若い先生が生徒の興味をひくために民族楽器を使って西洋音楽を弾くことを全く否定しないけど、西洋音楽のリズムで、東洋の古い曲を教えるのってどうなのかなとたまに思います。
その一方で、世間一般の人に理解し難いリズムと言葉を守ることに意味あるのかいな、と悲観的になる若い先生の気持ちも分からなくもない…そんなことやってたら、同年代の友達できないし、飯食えないからね。
それとも、生徒のリズムやアクセントが西洋流になっていて、「それ直しなさい」と注意して、もうお稽古辞めたいとか、音楽が大嫌いになられちゃうのも、本末転倒?な感じで哀しいから、そのまま、放っておいてるだけなのかな。

何でも字面どおり真に受ける私

先日、三弦の先生にひたすら構え方と両手の基本的な使い方を教えていただきました。
先生曰く「私、9月は大学の雑用で忙しいから、次のレッスンは何日の何時って、今はっきり、約束してあげられない。なんか、ちょっと感覚つかめたなぁと思ったら、電話してきなさい、その時に約束しましょう」

で、ず~っと、「なんか、感覚つかめたなぁ」とこれっぽっちも感じなかったので、一週間連絡しませんでした。
私としては、ちょっとぐらい何か感じてからでないと、連絡したら叱られるかと思っちゃって…

そしたら、姉弟子に叱られてしまいましたわ…
「おバカねぇ、先生は忙しいからそう言うだろうけど、一週間も自分だけで閉じこもってたら、もっと感覚なんてつかめないよ~積極的に付きまとうぐらいでもいいのよ」とのこと。

昔からね、私、人の言っている真意って、よく分からないんですヨ。
どうやら、先生的には、「2,3日後に、連絡してきなさいよ、2,3日、今までとは違うフォームで触ってれば、多少なりとも前とは違和感を感じるだろうから」程度の意味だったんですね。
じゃあ、そう言ってほしい(^^;
これは決して言語上の問題じゃないんですよね。
私の中国語能力、そんなに低くないですもん。
私のコミュニケーション能力の問題。

子どもの頃から、私の感覚と視点は大多数の人とズレているらしいんです。

XXの棚の脇から○○とって来なさいと言われて、XXの棚の脇には○○はなく、ぐずぐずその場をうろうろしていたら、しびれを切らした先生に「ここにあるでしょ」と棚の奥を指さされて殴られました。
当時の私の気持ちを再現すると「先生のような絶対的権力を持つ人がXXの脇と言ってるんだから、XXの脇に○○がないわけがない、でも現実にはないよ~、うわぁ、どうしよう!パニック」となって時間だけがおそらく何十分も経っていた(本人は多分、数分としか感じていない)というだけのことなんですが…
今なら、学習したので、いちおう棚は見ると思うんですがね(^^;

小学校の国語のテストで「反対の言葉を書きなさい」
「たかい」→「いたか」
「おおきい」→「いきおお」
どうしてこんな簡単な問題出すのかなぁと思いながら(むしろ、何でこの問題を出すのか?の方をずっと考えていて、自分の理解が間違っていることに気付いてなかった)、真面目に書きました。
もちろん受け狙いでも反抗でもないですよ(^^;
「反対の意味の言葉を書け」にしてほしかった…

中学の時、友人に
「XX先輩(いわゆる不良で有名な先輩の名前でしたが、知り合いではなかった)があんたのこと呼んでたよ」と言われ
本当に呼ばれていると思って、何で知り合いでもないのに会いたいのかなぁ、理由を聞こうかなぁと思いながら、その先輩に会いに行こうとして止められました。
友人的には、怖がってもらって「冗談だよ!」チャンチャン、か「そんなわけないじゃん!」と一掃してほしかったらしい。

今でも、私はたまに、人の冗談など、高度なネタや若者の今時のネタに気付かないことがあって申し訳ない…
だから、簡単なダジャレや親父ギャグの方が、私にとって嬉しい~

ちなみに、以下は私の三味線の師匠がよく使う言葉なんですが…
「もたれるように弾いて」「弾むように弾いて」
本当に師匠によっかかったり、飛び跳ねて弾いたりはしませんけどね(^^)
いちおう、大人なんで学習してます。
でも、私が子どもだったら、本当に、跳ねちゃうと思うンです(真面目に)。