小指が痛い

決して、あなたが噛んだ小指がイタイわけではありませんっ!
…よくは知らないけど、そういう歌が昔、流行ったんでしょ?
後に寝物語で教えてもらいました。
私が生まれる前のヒット曲らしいですね。

で、私の左小指の真ん中の関節が何故痛むかと言えば、薬指の使いすぎが原因と思われます。
三弦を弾く時は、三味線よりも無理な指使いをしてます。
薬指の真ん中の関節は伸びたままで先っぽの関節だけ曲げることで、ギリギリ届く距離をしっかり何度も押さえるということをいつもしてます。
しかも、滑音という棹を滑ることによって出す音なんて、棹が長い分、滑る距離も長く、その間きちんと押さえてないと余音がコントロールできませんから、そりゃもう(私にとっては)大変です。
その状態が続くと、関係ない小指までひきつっている訳ですな。
小指は力抜いてればいいのに、そうはいかない。
薬指と小指は連動しちゃってるんです。
まぁ、人間の手は身体的にそういう構造ですし、子どもの頃から訓練して指の独立性が優秀な演奏家でもないかぎり、まぁ、こんなもんなんでしょうな。

いてて…
薬指自体は何でもないのに、小指が痛む。
指の独立性のために、いろいろ体操はしているのですが…よくなるんでしょうかね。

私は割と手が大きいので何とかなっちゃってるところがありますが、三弦の弦を押さえるポジションと言うのは、普通の大人が大人から初めてきちんと押さえられるとは思えないんですよね。
私は自らを実験台だと思ってます。
私に出来ることは、間違いなく中年以降の人でも習得することは可能だと思います。
私はかなり不器用で、才能ないくせに、努力だけで生きている人間ですから。
↑最初にこう言ったとき、先生の目が点になってたな。分かるよ…音大来る人なんて、謙遜や落ち込んでる時に「才能ないかも」と言うことはあっても、本気でこう思ってる人はいない(^^;
皆さん少なくとも、多少、人より楽に(早く)楽器が弾けるようになった経験があったり、人に褒められた経験があるものです。

あと、姿勢とかも、棹が長い分、小柄な女子には持ちにくいわなぁ。
「あそこが痛い、ここが痛いって私らはいつも言ってきたけど、そういうことは、おかしいんじゃないかと最近おもう。楽に出来る方法があるのに、改善する気がないんじゃないか」と先輩が言ってました。

先日、三味線の師匠に三弦持ってもらって、一番距離のある指使いを楽に押さえられるかと聞いてみたら、割と背の高い男性の師匠ですら「薬指じゃ無理だよ~」とおっしゃって小指使おうとしてたし。
ギターや三味線出来る人は、難なく三弦で自分がいつも弾いている十八番の曲を弾いてくれたりしますが、見てるとやっぱり、私のような指使いしませんしね。
自分の押さえやすい方法で押さえていらっしゃいます。
また、人によっては、やはり棹が長い分、音程がとりにくいらしく、音程低めになっちゃうみたいですね。

なんか、三弦の先生方は、普及しないことを嘆いているけど、よその国の伝統楽器を他国の人間があれこれ言うのもなんだけど、教育方法が間違ってんじゃないかと思わなくもない今日この頃。

身体的に恵まれていて(先天性)、環境に恵まれてて(幼い頃から基礎をきちんと叩きこんでくれる人がいたため、手がかなり拡がる)、財政的に恵まれてて(音大の学費が払えて、将来それで飯が食える)、なーんて人が、うじゃうじゃいるわけないだろう!(^^;
普及しなくて当然だ…

2 thoughts on “小指が痛い

  1. ドラゴン先生、こんにちは。

    この唄、ご存知ですか…。
    私はこのサビのところしか知りません…(^^;
    でも、可愛らしい唄だと思います。

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