私の大の仲良し

仲良しの満琉(ミチル)ちゃんのこと書きます。
満琉ちゃんは、日本生まれですが、外国ぐらしが長いので変わってるとよく言われます。
日本語の喋り方がおかしい…
毎日一緒にいる私の影響が大きいのかもしれない…ゴメンヨ。
見た目はそこそこ可愛い。
チャームポイントは、とぉーっても長い首、キラキラ美しい〜
先日、成り行きで、満琉ちゃんが音大の先生の前で日本語で唄ったら、「いい声してるね」って褒められた。
あれれ?日本語ド下手くそだけど、そんなこと外国人には関係ないらしく、声が明るくていいって、言われてた。
日本社会じゃ、みんなと同じじゃないから馴染めなくて、浮いちゃう子だったのにねぇ。
先生が、同じく同年代の日本人の娘さんがいるXXさんを引き合いに
「XXさんのところの子は、こういう声じゃなかったけどね」としみじみ言うので
「だって、XXさんとこのお嬢さんは、もっと身体細いし、小さいですからね。」と私。
そして、日本の女の子にも色々いるってことで、最後に
「XXさんのお嬢さんは猫ですけど、満琉ちゃんは犬ですし」と付け加えておきました。

…分かる人はすぐ気づいたと思いますが、満琉ちゃんは、私の津軽三味線のことです。
乾燥の超キツイ北京にずっといても、破れないでがんばってもらわないと困るという私のリクエストに応えて、ゆるゆるの高くない皮が貼られています。
日本人は日本でこういう三味線は持たないかと…
でも、全て安もんというわけではなく、棹だけは上等でズシっと重い(硬い)んです…
何故なら、私は花梨の棹を数カ月もしないうちにかなり擦りへらしてしまうような怪力女だから、硬い木でないと、棹をいちいち修理に出せるかいってことです。
普通のか弱い女子には構えたり、持ち歩くのに不便かも。
職人さんの言葉で言うと「この木は素性がいい」そうで。

日本人の三味線弾きに「?」な顔されるたび、「職人さんの名誉のために言うと、私の無理なお願いを色々考慮して作ってもらったので、こういう音なんですよ(^^;;」とはっきり説明してきましたが、曲や演奏技術ではなく、「音そのもの」って何をもって良しとするかは、本当に国や地域、文化、人それぞれなんだなぁと思います。
ついでに言うと、作ってもらった当初よりもっと皮はゆるくなってるだろうし、楽器って何よりも奏者の癖が染み付くんですよね。
ほんと、私、ほぼ毎日、弾いてますから…(そのわりに下手ですまん)
私の三味線の先生は、お立場上、否定的なことや主観的な好き嫌いは、あまりハッキリおっしゃいませんが「日本の三味線ぽくない音だよね」と私の弾き方も含めて客観的事実を淡々と…(^^;;
私のような人は、どういう音を目指したらいいんでしょうね(汗)