道具は人それぞれ

yumi先日、大勢多数の人が弾きやすいとおっしゃっている弓を試し弾きました。
感想は、「悪くないけど、さほど目から鱗が落ちるほど弾きやすいとは思わなかった」。
一体、私と人はどこがどう違うのだろうとちょっと悩んでしまいました。
その場に居合わせた方には、「普段いい弓をお使いなんですよきっと〜」と慰めていただきましたが、私としては、多分、「初心者ほど力が入ってないけど、プロほど力が抜けていない中途半端な技術レベルなので分かりにくいか、もともと鈍感なんだろう」と思わざるを得ないというか(笑)
その弓をお借りしてこなかったので(写真は私の手持ちの弓なので誤解なきよう)同時に試せないのですが、他の弓が手元にあるのでそれらと自分が通常使っている弓を比べてみると、細くて少し軽いんですよね。
毛があるので正確な重さを測るのは難しいですが、毛を持って竹の重さを測ると、5グラムくらい軽いんです。
一番下のが私の通常の弓です。
一般論として、ある程度の重さがないと力を余分に使ってしまうので弾きにくいはずなんです。
私の弓は軽めなのだろうか?

私の先生は4歳から二胡を始めて音大出て、オケ演奏や小中学校のオケ指導や個人レッスンで飯を食ってる人ですから、彼女の周囲の人間は一定程度、このような弓でフツーに職業として弾いている人がいるわけですが、何がどう違うんだろうなぁ(^^;;

ちなみに私の三味線の撥はめっちゃ重いです…
先生も「重っ‼︎男でもキツくないか、これっ」と言いました。
だから、私が軽めのものしか受け付けないわけでもないんですよ。
これはこれで、スタンダードから外れた撥です。
何せ、大女ですから、力持ち〜なんです(^^;;

結局のところ、自分が長期間使ってきたものに、身体が慣れてしまってそれが一番弾きやすく感じるっていうだけのことなんでしょうかね。

いずれにせよ、自分の思った通りの音が出せれば、なんだっていいんですけどね。

This entry was posted in 二胡.