隣の防音室

前に書いたような気がしますが、再度、うちの大学の第二教学楼の防音室の説明をしますと、もともと一つの部屋だったらしきところを壁で半分に区切っております。
従って、奥の部屋と手前の部屋では、練習しているお互いの音が、かなり大きく聴こえます。

同室になって一番いやな楽器のナンバーワンは、京胡でしょうね。
三弦のウタちゃんも、古筝のミズキちゃんも同じこと言ってました。

だって、うるさいんだもん。
昔の舞台音楽って、客席まで届いてなんぼだから、音がよく通るんだよね。
奏者は通常は唄わないけど、伴奏する都合上、当然、間の取り方も練習するするために、自分で鼻歌を唄う人が多いんだよなぁ。

ミズキちゃんは笙と同室になるのもイヤって言ってたなぁ。
訳分からんメロディーで、全然、いいと思わないんだそうな。
そうかなぁ、私はこの間、珍しく笙の子と一緒になったけど、癒し系の音だったけどな。

うちの器楽専攻は、主として京劇器楽か民族器楽なんだけど、オケの構成上必要だったり、音楽教育などの専攻の子は西洋楽器やってたりする子もたまにいます。
いつもチェロ弾いてる茶髪の男の子がいます。
長身で茶髪という特徴以外に、これといって癖のない顔立ちをしているので、全然顔が覚えられません。
ミズキちゃんが言うには、足でドンドンとリズム取るので(尋常じゃない音の大きさ)、怖かったそうです(^^;
でも、悪い人には見えないけど!?
去年の試験前、ピアノ伴奏で何か課題曲を弾いているのが廊下から聴こえてきたけど、すごくカッコ良かったよ。
京劇伴奏楽器や民族楽器の音であふれている大学に、何かミスマッチなんだけど、音を聴きつけて、廊下で聴いている学生が何人もいたしね。

こう言ったら何だけど、多分、三弦も同室になるのを嫌われてるんだろうなぁ。
音だけはやたら通るくせに、イメージ的にダサいしなぁ。

おっと、一番同室になりたくないのが、他にもあったっけ。
楽器の練習せずに、二人で仲良く宿題をするカップル…
やめてくれ…全部、聴こえるんだよ~気が散る(^^;