中国の音大の先生も師走

おととい、今学期最後のトシミネ先生のレッスンが終わってから、風邪をひいてしまったようで、それが思ったより辛い…
関節痛むし、歯も痛いし、鼻が詰まって息苦しい~
一番いやなのが、耳が腫れてくると、聴音がぼんやりしてくること…

あぁ、多分、緊張の糸が切れちゃった~っていうんだろうなぁ。
ここのところ、トシミネ先生は忙しく、前々回のレッスンを直前にキャンセルされ、超ムカついていたのですが(中国の大学の先生にはよくあることで、若い先生もご年配の先生の予定に振り回されるので、本人悪気ないんですよね)私は私で、何が何でも今やっている曲を完成させないと困るので、先週はひたすら先生にメールを打ち、事務室に三弦持って押しかけました(^^;
当たり前ですが、普通、音楽科の学生というのは、普通の大学生と違って、大学に入ってしまう段階で、ほぼ完成品。
あんまり教えることなんてないので、先生によっては、ほったらかしです。
本人も別にレッスンなんてしてもらわんでもいい、と思っている場合さえあります。
でも、私しゃ、違うわけで…
拾った以上、教えることが無くなる(先生の教授能力の限界)まで、ちゃんと付き合ってほしい。
えぇ、私も悪気はないんですっ!
トシミネ先生も事務室で
「年末は、やたら報告書だせとか雑用多いんだよ~」
とパソコン打ちながら、私の質問に答えてくれました。
しかしながら、学期初めは「学期始めだから、やたら忙しい」っていつも言うんで、絶対、待っていれば、先生が暇になることなんてないんです。
申し訳ないけど、私の相手をしてくれる時間は、きっと誰かの時間が犠牲になるんでしょうねぇ。

ちなみに中国では自分のレッスン中にも、やたら、学生が出入りします。
だって、用事があっても先生がなかなかつかまらず、他人のレッスンの時ぐらいしか、捕まえられないんだもの。
で、先生もほぼ間違いなく、相手に「何曜日の午前中ならレッスン室にいるから来い」って言ってるんです。
(これは上海音大とか行ってた人もそうおっしゃっていたので、中国ならどこの大学でもそうなんでしょう)
先生はレッスン中でも模範演奏している最中でもない限り、携帯電話にだって出るしね。
で、気を使って音量下げてちまちま弾いてると「何で思いっきり弾かないんだ、それじゃ、練習にならんだろ」とか言うし。
「先生の電話が不便かと思って、気を使ったんでしょうが!がんがん弾いていいんですかぁ~」と言ってみたら
「聴こえなくて困ったら、手で合図するし、場合によってはオレが外出るからいいんだよ」って言うしなぁ。
で、外へ出て行ったと思って、中でお気楽に弾いていると、先生も聴いていないわけではなく、実はちゃんと聴いていて、
「今のは何だぁ? 誰がそんな風に弾けって言ったぁ?」って戻ってくるんだな、これが。
「仁王様出現」って感じで、突然、予告もなく戻ってくるからコワイ。

いやぁ、日本の音大の先生は、多分、そんなことしないよね?
まちのお師匠さんなら、なおのこと、お稽古中にいろんな人が雑用の用事を話しかけてきたら、後でねって言うと思うけど…

ちなみに、私は中国に来てから、性格変わったと思います。
私には、親が立派だとか、すごい人脈があるとかそういうバックもないし、自己主張しないと、生きていけないんだもの。

で、そこまで、しつこくしたからには、今学期、最後のレッスンでは、ほぼ流暢に弾けないと、さすがに先生だって頭くるだろうなと思い、先週は必死に三弦ひきまくりました。
そんなわけで、疲れがど~っと出たんだと思います。

あ、いろんなブログを拝見していると、皆さん、外観をお正月バージョンに変更しはじめてますね。
私も日本のお正月!みたいな外観にしたかったけど、日本の会社が運営しているブログを利用している訳ではないので、そういうデザインに変えられない…
日本の会社が運営するブログは、以前、外国から自分のブログなのに操作出来なくなって、不便なのでやめました。
だから、私のブログは単に日本の会社からサーバのスペースだけ借りて、自分で取得したドメインを利用して、自分で仕様を構築しています。