私の顔は悲劇向きかも

doga
ずっと、動画を撮ってみたいと思っていました。
でも、デジカメで撮ると、音声がいまいち。
かといって、デジタルビデオカメラっていうのも大げさなような気がしてました。
で、デジタルビデオカメラも音声がいまいち。
一番いいのは、画像と音声を別どりすることだけど、面倒くさい。
本格的に勉強したら…私の性格上、その道のプロかセミプロになるまで、のめり込む可能性があるので、妥協して映像がまぁまぁで音声がきれいな機械ってなかろうかとさがしてみました。
世の中にはあるんですねぇ、そういうのが。
ICレコーダにビデオがおまけについてきちゃったみたいなものを買いました。
本当はこれの上位機種のほうがライン入力とかできていいみたいですけどね。
さすがに人気らしくて在庫がなかったので、これでいいや…って感じ。
当然、音声重視で、映像は、ま~悪くはないね、って感じかな。
もっと早く手元にあったら、発表会で兄弟子先生とか撮らせてもらったのにな~残念。
自分の練習用(チェック)と先生の模範演奏録画させてもらおうと思ってます(ちなみに、私の三弦の先生は映像も録音もOK。二胡の先生は録音録画は以前、勝手に動画サイトに投稿されてしまった苦い経験があるので、一律NGにしているそうです。三味線の師匠はレッスン中の録音はOKしてくださいます。)

前に、うちの大学で功房(演劇のためのレッスン室で大きな鏡があります。通常、演劇科の人しか借りられませんが、その時は琴房(防音室)が借りられなかったので融通きかせてくれたんです)を借りてみたとき、自分の演奏姿にショックで一週間立ち直れませんでした。
今回も、自分の動画見たら、気分悪くなるだろうな~と思いながら、テスト録画して、パソコンで再生してみましたが、やっぱりショックでした。
ほんと、もとの顔が悪いのはどうしようもないことだけど、それに加えて表情がほんと嫌そうに弾いてるんだよね。
客観的にみると、そんなに嫌なら練習するのやめたら?といいたくなるような顔。
実際、自分的には練習したくてやってるわけで、全然嫌じゃないのに(仕事や勉強の方がよっぽど嫌だ)、あーでもない、こーでもないと思って弾くから、嫌そうに見えるんだろうなぁ。
いつぞや、三味線の師匠も私が一生懸命弾いてるの見てたら、気分悪くなったって言ったしなぁ(泣)
でも、思えば、昔から親にも、「あんたって普通の顔がつまんなさそうに見える」って言われてたっけ。
世の中には普通にしているだけで、微笑んでいるように見える人がいてうらやましい…
実際、苦しそうな顔して弾く演奏家は少なからずいるけど、上手いから許されるんだよねぇ?
上手くなくて、嫌そうな顔して弾く私はどうしたらいいんだい?
せめて、人前で弾く時は、「この音嫌だなぁ」「この音ずれたなぁ」とかいう粗さがしやめて、楽しそうに弾かないとマズイよね…はぁ。

で、悲劇弾いてるときは、本人は普通に弾いているだけなのに、なんか、ハマってるわ。
これから、悲劇専門に弾こうか(笑)

簡易PAと二胡

簡易PAと二胡
自分の音と他人の音をよく聴くことが上達の近道と人は言いますが…。
最近読んだピアノ教育の本↓
「自分の音、聴いてる?: 発想を変えるピアノ・レッスン」 山本 美芽著
(毎日一生懸命弾いているのになかなか上達が実感できない…どうしてなの?第一線で活躍するピアニストや教育者たちにインタビューし、レッスン指導の現場を取材して得られた貴重な経験談と情報…自らの体験もふくめて“聴く力”を養うポイントをアドバイス。 )

そういう意味でも子どもも早くから他人と合奏させるのがいいと書いてありました。
特にピアノの子は、右手と左手だけで自己完結演奏できるからなぁ。

でもさ〜、合奏は自分のレベルが低すぎる段階では、自分よりレベルの低い人と一緒にやれば、自分が相手を引っ張り上げてあげる力量ないので合奏にならないと思われます。
じゃあプロに高い謝礼払ってレッスンとしてやってもらうしか、しゃあない。
もっとも、その本が言うには世の中にはそういうレッスンしてくれるところもあるらしい。
で、お金ない人はどないしよ。
私はたまに、カラオケ音源で弾いてみたりしてました。
でも手持ちのICレコーダのスピーカーじゃ、物理的に聴こえないんですよね(いつもは、左耳にイヤホン突っ込んで、右耳で自分の音を聴きながら脳内合奏してました)
で、脳内合奏に飽たので安いミキサー、アンプ、スピーカー一体型PAってもんを買ってみました。
けっこう、ちゃんと聞こえる〜。

ところで、週末、友人とボランティア演奏することになっています。
本来、一人ずつ独奏自己完結演奏できるなら、前日リハとか必要なかったわけだけど、職権乱用というか、私はこの機に乗じて、私と二曲合奏してくれへん?とお誘いしました。
わはは~
お友達は二胡を何年も弾いてる人なので、彼が私に合わせてくれるでしょう(笑)
二胡合奏してもらうので、慌てて弦も交換してみました。
いつも使っている二胡ではなく、日本に置きっ放しの古い二胡だから皮ユルユル( ̄▽ ̄)
こういう古い二胡の音が味があっていいという人もいるけど、耳の肥えた人だとなんじゃこりゃ~って音かも。
でも、私は今っぽい曲なんて弾かないから、これで十分。
ピアノなら音程の狂いようがないけど弦楽器って音程合わないと悲惨だよな〜わはははは

演奏に性差は関係あるのかな

ラ・フォル・ジュルネ(東京では2005年にスタートし、2012年までに延べ526万人もの来場数を集めたクラシックの音楽祭)のコンサートに行ってきました。
今年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「パリ、至福の時」。ビゼーから、ドビュッシー、ラヴェル、サティ…19世紀後半から現在までのフランスの作曲家たちのこの150年間、パリを彩った音楽。私としてはラヴェルのピアノ曲を聴きたいところでしたが、のだめの影響なのか、そもそも日本人受けするのか、チケットがなかった…
あちらこちらの駅やビルなどで行われている野外ミニコンサートなどは無料。
でも、毎回思うのは、360度すべてに聴衆がいる(場所によっては頭上にも聴衆がいる)ような野外ステージに上るって勇気あるなぁ…後姿にも手が抜けないなんて…すごい怖くない(^^?

しゃ~あないので、勉強でもしてみるかと思って、全然知らないプーランク「2台のピアノのための協奏曲」なんて聴いてみました。
オケは香港シンフォニエッタで、指揮は葉詠詩(イプ ウィンシー、1960年 – )。
有能な中国人女性指揮者って聞いてたけど、見た目が小柄でショートカットで少年みたいだった…。わ~信じられない、私より10歳以上年上なのに、あの爽やかな小年っぽさは一体どういうわけ???
指揮者と言えば、お爺ちゃんというイメージがあるので、こんなかわいらしい人が、香港のオケ(当然多国籍)をまとめてるなんて、凄すぎ、信じられない。
「女性だから、やれない」っていうのは、私は好きじゃないので、なんか女性が少ない分野で女性ががんばってるのを見ると「やった~」って思ってしまう。

余談だけど、私の母は、私が子供のころ、真顔で「男の人は女の人より能力的に優れていて、女は劣っているのよ」ってなことを言いました。
それにすごく違和感を覚えました。
う~ん、確かに日本社会では男性は大変だし、社会が円滑に回っていくためには男性を立てるというのは大切だけど、女性が根本的に劣っているというのとは違うんでないかい?
生物的な差違から、女性が体力的にできないことも結構あるし、社会的に女性がやれない(やると社会的に排斥される)こともあるけど、楽器演奏とかに至っては、男女差なんてあるのかなぁと思います。

でも、指揮者は男性、ハープは女性、お琴は女性、尺八は男性、みたいに、その方がしっくりくると思われている分野ってあるんですよね…たぶん。

そういえば、でっかい大三弦ですが、身体的条件から見たら、体や手の大きな男性優位なんだけど、実際はモンゴルとかじゃ女性奏者が多いみたい(前にコンサートで、習う子は昔から女の子が多いと言っていた)。

ううむ…確かにオーケストラなんかの楽器によって、向き不向きの性格があるというので、指揮者なんかだと社会的に信用されやすくて、他人が無条件に従ってくれて、子供のころから何かにつけてリーダー的役割を求められる男性に向いているのかな?

でも、世の中には定形外の男女がいるんだよな~
私は女性指揮者も好きだし、お琴を弾く男性も素敵だと思いますがね…