前髪1ミリ切り過ぎた午後

タイトルは忘れたけど、松田聖子さんのアルバムの中の歌に
「前髪1ミリ切り過ぎた午後~あなたに会うのがちょっぴり怖い~」というのがありました。
その部分以外は、メロディも歌詞も忘れましたが、キョ~レツにそこだけ覚えているとうのは、作者、アッパレですね。
誰が書いたんだろう、この詩。

当時、子どもだった私は、「訳分かんね~」と思っていたのですが、
大人になってみると、乙女心というのは、こういうものなんだろうなと思います。

私も前髪切りすぎました(-_-;

2007年頃からずっと前髪を伸ばしっぱなしにしていて、おでこを見せる髪型でした。
人相学的には、おでこは出した方がいいんですよね、確か。

でも、ピンでとめるせいか、前髪を切ってもいないのに、結局切れてくるので、綺麗に後ろと同じようには長くそろわないのです。
いやはや、でも、私は腰まで髪があるので(最近はお尻で毛先を感じるかも)、前髪を後ろと合わせるのは、かなり厳しいかも。
もう、自棄になって、「ええい!切ってやる」と思い、思いっきり切り、分厚くそろえました。

なんていうか、
「バカっぽい」かも(^^?

鏡見るたび、自分の顔なのに「あんた、誰?」と思います。
(よく女性はロングからショートにすると、一瞬、鏡見て、ぎょっとするみたいですが、前髪でもビックリします)

若づくりしてると思われちゃうかなぁ…
前髪ありは、20歳が限界みたいな意見もあるからなぁ…
欧米では10代が限界か…

そういえば、日本の女性演奏家のジャケットは往々にして、見た目からして、子どもっぽい可愛いさを売りにしがちだけど、欧米の女性演奏家とかのジャケットはミステリアスとか哲学っぽい表情(?)とかで大人びた感じが受けるンだよねって聞いたことがある。。。

とはいうものの…
例えばデザイナー、画家、演奏家の中には、60歳、70歳でも、前髪ぱっつん、いけてる人いますよね。
自分がよければ、いいっか。

宿舎のおばちゃんには何も言われなかった…
隣の韓国人男子留学生も別に笑わなかった。
彼らは気付いてないのか…それとも笑うのを遠慮しているのか。
それとも、本当に前と大差ないのか???

今度妹に会ったとき、彼女が何と言うか…(若い女の子の意見は、本当に残酷だけど的を得ているので信用できる)
「子どもっぽいから、やめなよ~」だったら、そのまま続行!
子どもっぽっくてもバカっぽくてもいいのだ~今も将来も、お堅い仕事をする予定は全くない(^^;

「その歳でイタイからやめたら?」だったら、今更、仕方がないので、ピンでとめて上にあ上げておくか。
(~~;

歌曲コンクール

先日、某師範大学の音楽科で教員をしている中国人の友人からSNSを頂き、作曲コンクールに参加した友人の曲に投票してあげてほしいとのことでした。

http://www.135music.com/toupiao/index.asp

12番の《家在钟山下》という曲なのですが、
うん、優雅でいい曲じゃんか、と素直に思いました。
だから、投票しました。

子どもの頃、友人から電話がかかってきて「父が町議員に立候補しているのでお父さんによろしく言ってください」とお願された時、
うっかり、「いや、父には父の考えがあるだろうから、よろしくと言われても、そんなこと分かんない」と言ってしまい、
後で母に「お前はバカだねぇ、そういう時は何でもハイハイって言っておけばいいのよ。どうせ投票したかどうかなんて分からないんだから」と諭されました。

大人の世界ってそういうものなんだと分かりましたが、でも、全然、自分が責任の負えないことを「はいはい~」って言えないよね。

で、この歌曲の投票ですが、正直、「聴いてみて全然趣味じゃなかったら、どうしようかな~」と思わなくもありませんでした。

でも、人の好みは千差万別。
哀しいのは、世の中、才能、金、環境、人脈、チャンス等すべてそろう人は稀なわけで、誰にも気づいてもらえない作品が、人に気付かれることなく、そこに転がっているだけっていう状態。
だから、ちゃんと聴いて、ちゃんと投票してみました。

え~なんじゃこりゃって思ったら投票したかな?
一応、私も(精神年齢はさておき)大人だから、投票したでしょう、多分…

練習は時間じゃなくて頭を使え!

はい、耳に痛いタイトルです。
私は練習時間が多いです。
それは何を意味するのか…
以前家族に「これだけの練習時間を子どもがやってたら、間違いなく演奏家のはしくれにはなれると思う」と言ったら、
「そうかもね」と言われました。
これも、歳のせいかなと思いますが、それだけでもないでしょうね。

一番いけないのが、盲目的に曲を何べんも弾くこと。
全然意味ないにもかかわらず、疲れていたり、落ち込んでいたりすると、やりがち(楽だものね)
そして、無駄な練習を繰り返す、あるいは間違いを繰り返すことにより、ますます自信を失っていく…
ダメじゃん。

やるべきなのは、まず最初に

練習の目的をはっきりさせること

これ、どこの音大の先生でもそう言ってるし、聞きあきた言葉なのに、実践してない人多い(^^;
今まで、どう、実践したらいいのか分からなかったんです。
手帳術みたいな本読んでて、ふと分かりました。
まず、人の記憶力や、「XXやるぞ~」という意気込みはすぐに消えますので、練習ノートをつくることです。

1、自分の思いっきり好きなデザインのノートを買う。私は先日、めちゃくちゃ可愛い猫のノートを買いました。

2、ノートの記念すべき一頁目は、自分の憧れの先生に座右の銘を書いてもらう。
(私のクラスメイトは琵琶の劉徳海先生に「弾琴快楽!」と書いてもらった譜面を大事にしてます。頑張れとかそういう堅苦しい意味じゃなくて、直訳すれば「楽しく弾けよ~」と言う感じのエールですね(笑))

3、先生に書いてもらえない場合は、自分で好きな言葉を書く。私は「熟能生巧 勤能補拙」(熟練すれば巧妙になるもんだよ、真面目に練習すりゃ、非才を補えるよって、何か凡人には嬉しい言葉じゃんないですか(^^;)

4、さて、二頁目からは見開きになるわけで、
左に問題点とこうあるべきだという理想を書く。右の頁には左の頁の問題点を改善できそうな練習案を書く。

5、問題多いでしょうから、私の場合、一つの見開きが「音程」(左手の問題)の問題、次の見開きが「右手問題」、次の見開きが音色の問題というカテを作りました。

6、後は効果を確認して、意味のない解決案は線を引いて消し、「何かいいかも」と感じた案を継続して練習します。

7、課題曲なんかがある場合は、何小節目、XX問題点とか書いていくのもありですわな。

というわけで、これで少し、練習時間の短縮になりました。
コンクールとか、発表会とか近いうちにリミットがある人は、上記に加えていついつまでにXX完了と書くのもありですね。