必要なのは体力?

先日、日本に帰国しました。
自分のパソコンを持ってこなかったので、人のパソコン使ってます。
なぜ、パソコンを持ってこなかったか?
三味線と三弦抱えてたら、荷物の数、重量オーバーになるからです。
(二胡は、日本の自宅にも一つ置きっぱなしにしてあるので、持ち歩かない)
それぞれ、軽量ケースに入れていますが、およそ6キロずつあるでしょうか、合計12キロですね。
重い…
背中に中国大三弦、右手に津軽三味線、左手にスーツケースであります。
そして、自宅は高台にあるのでした…

ぜーぜー、はーはー

いま欲しいもの

さきほど、食堂で古筝専攻のミズキちゃんに会いました。
「あれ?お姉ちゃんまだ帰ってなかったの?」
「うん、明日の便なんだ~」

彼女らは今、試験中です。
「専攻科目の試験どうだった?」と聞いたら
「最悪~(^^;もう開き直るしかない」との返事でした。

どうしたのかと思いきや、楽譜がだいたい4頁ほどある曲を弾いたのだそうですが、何か集中できず、真ん中の2頁ぐらいを思いっきりすっとばして、曲のクライマックスを弾きはじめてしまったのだそうな。
で、そのまま終わるわけにもいかないと思ったミズキちゃん、そこからまた最初に戻って、最後まで弾いたのだそうな。

「先生方、絶対におかしいって気付いてると思う…」
「そりゃ…いきなりクライマックスに走って、最初に戻ってきたら、気付くかもなぁ…」
「だよね…」
「うん…」

しかしながら、彼女らのすごいところは、絶対に止ったりしないことだと思います。
私なら、もう顔にモロ出ちゃって、心臓バクバクで、弾きなおしちゃうと思う。
そんな私をトシミネ先生はいつも「間違えたって、知らん顔して突っ走れ!それが音楽やってる人間の常識!」と叱ります。
そのとおりだと思いますが、正直者なので、つい顔に出ます…
そういうトシミネ先生も、模範演奏を録音させていただいた時、後でよくよく聴いたら、途中で間違えて弾いてるのね(笑)
先生だって、人間だから、そら間違えるわな~
でも、その間違えた1小節の後で、繋ぎのフレーズを適当に入れて正しい旋律に戻ってるんですよね…
で、笑っちゃうのが、ノイズをカットして、ものすごく音量上げて、その部分を注意深く聴くと、間違えた瞬間、トシミネ先生だって「ん?」っていう短い声がかすかに入ってるんですね…
録音させてもらった時は、気付かなかったけど…
ハイ、弟子は気付くかもしれないけど、聴衆の前では、間違えたって涼しい顔で弾かなければいけない…。
心臓にふりかける育毛剤って、どっかに売ってません?

(これは予約投稿しておりますので、次にアクセスするときは、もう日本だと思います。)

100歳まで

私の知っている演奏家・作曲家の先生で、
「まだ、やりたいことがいっぱいあるので、100歳まで生きるわ!なんか、私100歳まで生きるような気がする」
と言った人がいます。

素晴らしい演奏をする演奏家の先生だってやりたいこと、自分はまだまだって思うことが、いっぱいあるわけですね…

そんなすごい人達でも、日々、精進しておられるわけだから、
私なんかが悩むのは、当たり前~ってか、死ぬほど落ち込んで当然。
だいたい、私程度の学習経験で、かなりうまく弾けたら、先生の方が死にたくなるだろうね(笑)。