まずは長弓
私の場合(というか多くの初心者にありがちと思うけど)、拉弓と推弓の折り返し地点が、よろしくないんです。
まぁ、急激にそこで速度が速くなるわけですね。
つまり、手首の使い方の問題です。
まぁ、よく、魚が泳ぐ時の尻尾のようにといわれてますが、ふにゃふにゃ動けばいいってもんでもないんですよね。
これも、教える先生の方針もあると思うので、私が言ってることを鵜呑みしないでくださいね…
まったく、手首がガチガチに固まっている状態じゃ、上手な弓使い出来ないと思います。
でも、いわゆる、魚の尻尾みたくゆらゆら、あるいはふにゃふにゃ、っていうのは、確かに弓の速度が遅い時はそう見えますが、弓の速度が速くなるにつれて、そんなにふにゃふにゃには見えませんね。
おそらく、他人の話等を聞いていると、世の中には、手首を魚の尻尾みたいにとうるさく言う先生と、手首なんてふにゃふにゃ使うな~と言う先生の二種類があるかと思うんです。
でも、どっちの先生もやってることに大差ないような気がするのは私だけかな?
弓を返した時に、音がまったく違和感がないように(一直線に聴こえつづける)というのは、手首がうまく脱力していて、徐々に変化しているんだろうなと思います(上手く書けないね…)。
私の場合は、急にぐにゃっと手首が返るから、そこで速度が変わって音に変化が出てしまうのであります。
そして、快弓くらい速くなってくると、実際、手首は外見的にはほとんど固まっているように見えますが(速いから変化の幅が狭いだけ)、中身はやっぱり手首の力抜けてるんじゃないかなと、私はそういう気がします。
次は音階
盲目の人を見習おうと前回のブログで書いた通り、最近は目をつぶって、練習したりもするので、手の感覚がよくなったせいか、ナナ先生に前よりもポジション移動に違和感なくなったと言われました。
わーい。
そういえば、我が三弦の先生、仁王トシミネ先生は、たまに目をつぶっているか、他ごとをしながら私の演奏を聴いてますね。
視覚によって、余分な情報を入れないためなのでしょうね。
他ごとしてて聴いてないかと思いきや、ちゃんと細かいところ、聴こえてるのがコワイ。
目つぶって動かないから、寝てるのかと思ったら、ず~っと聴いていたりするンです、超コワイ。
賽馬
さぁ、私はこの曲を何カ月やってるんでしょうね~
っていうか、この曲で、ありとあらゆる基礎技術を練習しちゃえってことが多分、ナナ先生の目的なんじゃないかな。
いちおう、メロディ弾けちゃってるから、普通の教室の先生だったら、とっくの昔にOK出して飽きさせないように次の課題曲に行っているような気がする…
今回、新しく出された課題は、57、58小節目、60~68小節目にある頓弓。
多くの趣味の人がテキトーに流しちゃう箇所ですよね。
流しちゃうっていうより、技術不足で、弓が勢いで流れていってしまう、あるいは適当に飛び跳ねていくのでしょうね。
まず一つ目の注意点は、二つの音を同じ弓で推すとき、その二つの音をきっちり均等に出すこと(通常、初心者は後の音が長くなりがち…)
つまり弓の長さが均等であること。
二つ目の注意点は、譜面は8分音符が二つだけど、イメージとしては十六分音符の次に十六分休符が入ると思えということ。
そして、その休符のとき、瞬時に弓は止まっているのだと…
それが一番、雑音が入らずに綺麗に聴こえるのだとか…
「そもそも曲自体、速くて流れがあるので、弓が勢いで滑って、コンマ何秒か止まらないよ~」
と漏らしたら
「それが技術と言うものです」と諭されてしまった(^^;
春詩
ハイ、相変わらず、練習不足でございます。
「次に何の音だっけなんて考えながら弾いてちゃだめよ~」と叱られました。
ハイ、すみませんです。
ハ長調の曲ですが、ハ長調の音階弾く時のような指づかいではなく、ちょっと曲の都合で変則的な指使いをするせいか、とっさに混乱して、違う音弾いちゃったりするンですね…
でも、これもたくさん練習してたら、そんなポカミスしないわな。
「出だしは自由なテンポだから、弾く人によってずいぶん処理の仕方が違うわけで、弾きにくいと思うけど、あなた、リズム感はわりとあるのよね」とナナ先生にほめられ(?)ちゃいました。
…っていうか私は譜面読むのは苦手だけど、聴いて真似するのは好きな方で、で、いろんなバージョンがあれば、一応好きな人のを真似します。
はぁ、まぁ、思えば、他の先生にもリズムで叱られることは少ないような気が…
そりゃそうだわな、どの楽器にせよ、課題曲の音源は、何百回も聴いてるんだから(笑)
仁王トシミネ先生には、初見だと「リズムに気をつけんかい!」としかられるんですけど…歌ってもらうとちゃんと合わせられたりするんですよね(笑)
自分で譜面見てきちんと弾けず、歌ってもらって初めて弾けるなんて、動物ですみませんね、って感じですか(^^;
【余談】
レッスンの進め方として、一つの曲をなが~くじっくり、細かくやるというのと、曲をどんどん仕上げていくというのがあると思います。
往々にして後者は趣味の教室の先生なんかが採る方法かな。
もちろん、後者の方法でも長年やってれば、それなりに上手くなるけど、前者の方法の方が技術は伸びるというのがナナ先生のご見解。
つーか、自分と従姉を比べてみると、そうだったと思うとのこと。
まぁ、他の音楽家もそう言ってたような気がする。
もちろん、趣味でやる場合は、曲のレパートリーも増えないと、発表会とかで弾くものなくなっちゃうし、皆と遊べないから、いろんな曲を弾かせてあげないと気の毒だよね。
ご年配の方とかだと、この先、何年楽しめるか、分かんないし。
身体的機能の関係から、努力したからといって技術が飛躍的に伸びるわけでもあるまいって方もいらっしゃるだろうし…
若くて将来が楽しみな人なら、じっくり育ててあげたらいいんだと思う…
じゃあ、この先どうなるか分らない中年(自分)はどうなんだろうね…
ナナ先生も、ビミョーなんだと思う。
私が真剣なのをご存じだから、なるべく、音大附属受験の子なんかと同じような注意の仕方をするけど、じゃあ、10年後に音大、あるいは師範大の音楽科受けて受かる腕になるかっていうと、そら無理でしょう、って分かってるわけで…
歳とってると、日々の進歩と老化どっちが勝ってるのかビミョ―だ。
10年後は老化がもっと激しくなってるだけだしね…もう脳細胞なんて、毎日死んでる数の方が多いし(笑)
中途半端な生徒でスミマセンって感じですね。