どうして音楽には美人さんばかり出てくるのよ?

先日、三弦のレッスンで「柳青娘」という曲の最初の方だけ教えていただきました。
普通にググると潮州の民間筝曲ばかり出てきてしまいますが、私の課題曲は北方芸人さんの間で、三弦弾きになるならこの曲は必須でしょうと言われている三弦曲の方であります。
実際は個々の演奏者によって若干違うので、誰それの演奏譜というものが流通している訳ですが、譜面見てもさ~、なんかさ~、いわゆる音楽の塊が、西洋音楽と違って、やっぱ、耳で覚えないとワケ分かんないわ~

さて、曲のタイトルですが、あんまり良く分からない…
一説には古代の名妓の名前であったとか、美人の芸子さんの総称だとか、言われているようであります。

そういえば、民謡などでも、評判の美人の名前はよく出てきますね。
「みよこ」とか「おしま」とか。
ふと思ったのだけど、すごいブスを唄った曲って、ないのかな。
なんかね、自分が美人じゃないから、敢えて言うけれども、美人じゃない人だって、美人さんが出てくる曲を弾かなきゃいけない(あるいは、弾きたい)わけで、人間、努力すれば、ある程度、化粧等で錯覚を引き起こすことはできるし、演奏が絶妙であれば、普通の人が美人に見えるかもしれない…

不格好で面白おかしい(でも可愛い)という女性が出てくる名曲でもあって、ぜひ、一流の美人演奏者に苦労して弾いてもらいたいわ~とか思う私って、すごい性格ひねくれてますか???

週末は二胡LESSONが定番なのだけど、何せ、レッスンに行っていないので書きようがない(汗)。実はやる気なくて、北京に戻っているのに、ナナ先生に戻ってきたよと連絡してない…来週からちゃんとやります。

三板で心のリハビリ中

sanba
三板とは、ご存じ、沖縄の打楽器。
もとは中国から来た楽器を沖縄の人たちが自分たち独自の打ち方をするようになったもの。
中国の竹製のものは、持ってるんだけど(もちろん沖縄とは打ち方違います)、何処にしまい込んだんだか、出てこない。

で、打楽器好きの私は、DVD見て一時間練習しました。
なんだか、速度は遅いですが、五本の指でトレモロらしきことができるようになりました。
わ~い、楽しいぞ。

もう、ぜ~んぜん上手く鳴らない弦楽器は諦めて、打楽器に転向しちゃおうかな~

結構、まじでこの3日間落ち込みました。
もう、三弦も三味線も二胡もぜえ~んぶ、やめちゃえ!と思ったけど、これらを止めるってことは、私にとっては人生を止めちゃうのとおんなじ意味なんだよね。
やめたら、他にやりたい事もないし、別に子どもがいるわけでもないので思い残すこともないので、死んじゃうしかないんだよね。
ほんと、もう哀しくなっちゃってさ~
今日は、基礎練だけして、ず~っとお出かけして、帰ってきてからは三板で遊んでただけ。

まぁ、考えてみたら、プロの一流の人だって、誰からも好かれるとは限らないし、どんなに素晴らしい技術を披露したところで、「ツマンナイ」って言われることあるわけよね。
基本的に他人ってよほど好きな人じゃない限り、全然聴く気ないわけだし…(笑)
そういえば、昔、ピアニストの郎朗さんが、聴衆ってもっと、もっとを期待するから、期待に応えるのは大変みたいなことを言ってたな~
ものすごい領域に達している人ですら、前の演奏と今日の演奏を比較されて、他人にあれやこれや言われるわけでしょう?

ましてや、超マイナーな楽器で、知らない曲を私が弾いたんだから、ツマンナイのを通りこして我慢の限界だったんだろうね。
先日の演奏で、前の方の人は好意的というか、気を使ってくださってたのだと思いますが、はっきりと言葉と態度でツマンナイを示してくださったお客さんがいらっしゃいまして、面と向かって言われたわけではないけど、すべてハッキリと聴こえていたりして…(まぁ、ワザと聴こえるように言ったのかな?)
確かに私があちらの立場であったなら、自分の興味ないことに付き合わされるのは、凄く辛いもの。

おそらく、この先、何千回、何万回と言われ続けるであろうことなので、早期に非常にショックな形でガツンと言われたことには、(ある意味、感謝しているという意味で)一生、忘れないと思います。
我慢して聴いてもらわなきゃいけない人に、無理矢理、義理とかで聴かせなくてすむようにするには、きっぱり止めてしまうか、成長するしか仕方がないんですよね。
マイナー楽器で知らない曲を弾いても、人を魅了する演奏技術と人格が伴う人も、世の中にはいるわけですからね。
でも、そういう人は、ものすごく数少ないし、現実には素人には無理な話なんだけど、建前、目指そうという気持ちは失くしちゃいけないんでしょう(笑)

でも、私はともかく、音大生とか音大院生で十何年も時間もお金もつぎ込んで、見た目もよくて、技術もそこそこある人でも、報われない人って、世の中にいっぱいいるんだよね~
容姿一般、下手くそ、時間もお金も、まだまだつぎ込み足りない自分が、落ち込む理由もないわな~と思った次第(私って多分、神経鈍いから生きていられるんでしょうね)

竜宮城の夢の1分が俗世の10年

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「台上一分钟,台下十年功。」
舞台上の一分は、舞台下で十年の努力が必要となるという意味です。
演劇のレッスン室などによく掲げてある言葉で、日々の努力の積み重ねが大事ということなんですが…私の場合、やってる年月が少なすぎなので、この公式に当てはめると、舞台上で1分もちません(泣)

今日は、ボランティアで演奏の機会いただきましたが…うぅ…もっと勉強します…
一緒に弾いてくれたお友達に感謝。
そのうちお友達と一緒の写真、お友達がアップしてくれるかもしれません。
竜宮城の夢の1分が俗世の10年(^^;なんて…相当長生きしないといけないですね。