もし、魔法使いのお婆さんがそこに現れたとして、お願いを一つ聴いてくれたとしたなら、何をお願いしますか?
私は、一寸法師あるいは親指姫の大きさにしてもらって、演奏家の懐に入れてもらって、舞台から客席を見たいです(笑)
なぜだと思います?
私、人前で演奏するのが怖いんですよね。
俗にいうあがり症、ってやつですか…う~ん、もう少し重い恐怖症かも。
だから、演奏家の気分で、客席を見てみたいんです。
私が最初に先生および先輩以外の人前で中国三弦を弾いたのが、いきなりですが、コンクール(^^;
手が震えるどころか、足まで震えました。
足まで震えたけど、頑張って手だけは動かし続け(本当はかなりコントロールしにくかった…)最後まで弾きました。
終わった後、ある人が「震えてる?」と私に小声で聞いたので、かなり他人にも分かったんでしょうね。
そもそも、そんな人を惹きつける実力があるわけでもないのに、人前でわざわざ弾いたのは、この先、人前で弾ける機会もないだろうから、無理したのですよね。
ピアノとかのメジャーな楽器なら、自分の実力に応じて、発表会なりなんなり機会があって、上手でなくとも、それなりに楽しくやっていけるけど、そういう楽器を弾いていない以上、自分が人前で弾かなければ、誰も私に熱心に三弦を教え続けてはくれないだろうし、誰も私と遊んでくれるはずもない。
若くて才能がある人でもないのに、若くて才能がある人の間に挟まれて、日々練習し続けるのは、かなり鈍感でないと続かないよね(笑)
人前で弾く機会がない、場数踏んでないことが、あがりの一因でもあるだろうから、ずいぶん前から、学校ではなるべく窓開けっぱなしにして弾いたり、学内の外でも弾いてたんですけどね。
それでもダメ。
なぜなら、外の公園などで弾く場合は、誰も聴いてないから平気なんですよ。
しょせん、他人は、知り合いでもない人間のたいして興味のない演奏には無関心ですからね(笑)
せいぜい、うるさいな~と思うだけでしょう。
だから、人がこっちを見ている、聴く耳をもっている場面で、平気で弾けるようになるのは、ほんとどうやって訓練したらいいのか分からない。
先日、赤の他人が大勢こっちを見ているというシチュエーションで弾いたら、出だしで見事に薬指が棹から滑って落っこちて、こともあろうに、「ごめんなさい」ととっさに小さな声で謝って、その小節から弾きなおしてしまいました。
そもそも、人が私を見ている、聴く耳をもってくださっていると予測してなかったんです…
どうせ、聴いていないだろうから、十八番のかなり静かな曲を弾いても騒音で消えるだろうと思って、習って日の浅い曲を弾いてしまったのもよくなかったんだよね(汗)
ちなみに、厳密に言えば、自分の先生の前で弾くのですら、かなりあがります。
先生と一緒のときは平気ですが、自分ひとりで弾けと言われると、とても怖い(^^;
つきつめると、ミスするのが怖いとか、演奏そのものの評価が怖いというより…
(そんな指摘は、あったとしても次に改善すりゃいい話だから、落ち込む理由にはならないし、むしろありがたいのではないでしょうか?)
つまり、この恐怖は、演奏技術の未熟さを恥じるとかいう次元の問題ではなくて、
自分を受け入れてくれる人はいないんじゃないかというような、人としての自信のなさの表れなんでしょうね。
子どものころから、親に褒められたことがないと、こうなっちゃうんですかね…
ちなみに私の三弦の先生に言わせると
「確かに演奏技術には甲乙つくし、上手下手があるけど、「表現」というものは、もう単なる好き嫌いの問題だから、点数で言い表せるものでもない。10人中8人とか9人が好きっていうのがプロの演奏家かもしれないけど、10人中、1人が心を動かしてくれれば、それでも勝利には違いない」
今の私はノーミスで弾いても、爪が弦を通過するときの速度、強弱、リズムの誤差、全体のスピード、音色、音程の誤差など、どれもこれも技術が未熟な上に、そこから、ミスってしまった分を減点していくと、もう目も当てられない。
そんなダメダメの中でも、心だけは唄うことを止めないでいるのは、かなりキツイ。
でも、確かに過去、素人から「いい音だね」と言われたことはあるけど、どれも無欲に(つまり人に好かれようとは思わずに)楽しく一人で弾いてる時に、たまたま、ひっそり誰かが聴いているときだったなぁ。
さて、話をあがりに戻すと、プロの演奏家でもあがるって言う人は少なくないです。
プロは周囲の期待が大きいので、プレッシャーも大きいわけで、きっと別次元のあがりがあるんでしょうね。
もしも魔法で小っちゃくなれたら、演奏家の懐に潜り込んで、心臓の音を聴きながら
「あ~先生もあがってんじゃん(笑)」とか思いながら、先生の音をまるで自分が弾いているかのように錯覚した状態で聴きながら、客席を見つめたら一体、どう感じるんでしょうね?
同様にあがるのかなぁ?
それとも、上手く弾いてるので(実際には自分が弾いているわけではないが)、あがらないかな?
現実に小っちゃくなれるわけはないけど、今度から、誰かのコンサートに行ったときは、あの懐に入り込んだら…って想像はできるよね(笑)
え?なんかヤラシイですか?
実際に自分が人前で弾けないのなら、人前で弾いている人に、想像上でシンクロしてみたら、一応、場数を踏めるのではないだろうか???と思うのですが…
今、ふと思ったんですが…
魔法使いのお婆さんの魔法は、0時で魔法は解けちゃうんですよね?
わはは、急に元の大きさに戻ったときに、男女問わず演奏家の懐にいたら、大問題だよなぁぁぁ
(*/ω\*)ハジュカチー (〃ノω …
でも、潜り込み先が袖口じゃ、演奏するときに上下するから、頭クラクラすると思うし、ひざ上に座ってると、音が大きすぎて、鼓膜敗れるよなぁ…
妄想は続くのであった…
では、自分が演奏している時には
「これは誰かが舞台で演奏中の音で、自分は髪の間に入って聞いている」
って事にしておくと無責任度が増して弾き易くなるんじゃないですか?
やっとホットコーラを試してみました。
ほんわか温かいと この季節には美味しいですね~。
で、温めるとペプシはちょっと薬臭い味が増すのでコカコーラの方が合う様な気がしました。
くるみさん、こんにちは~
あはは、懐や胸に潜り込まなくても、頭の上の髪の毛の間っていう手がありましたね。
ついつい、和装だと懐が一番便利だなぁとか思ったんです(^^;
下へ落っこちないからね。
なるほどね…頭の上の小人の私は、いわば私の精霊みたいなもので、大きい方の自分は、他人だと思っちゃえばいいわけですね。
「この下手くそめ…」って頭の上で、言っちゃうだろうな…
そこは我慢して、長い目で温かく、演奏している自分を友達だと思って「昨日より上手くなったじゃん、よしよし」って言ってあげないとね。
明日から、実際に練習の時から、そうやってちょっと試してみます。
某先生の門下生が上海から10人ほど演奏会に見えられた時
とても胸元が素敵な方達がいらっしゃいまして、その方達なら胸元にお邪魔でも嬉しいですね~。
ホントに演奏中 目が釘付けでしたから。(^_^;)
もちろん演奏も素晴らしかったんですよ、今を時めく演奏家多数でしたので。
処で、歌手の張燕さんのカラオケCD(伴奏CD)みたいなのは
あちらで見かけられた事ありますか?
何日君再來と夜来香なんかの伴奏が他の人の伴奏より洒落ていたもので。
こちらのカラオケ音源で捜すと演歌調な楽器編成とリズムで興ざめです。
くるみさん、こんばんは~
>>歌手の張燕さんのカラオケCD(伴奏CD)みたいなのは
う~ん、張燕さんが歌っているやつのカラオケってことですよね?
私は見たことないです。今、売っているCDのジャケットの曲目とか見てもカラオケって入ってなさそうですね…
私は、カラオケ音源を使う機会がないので、よく知らないんです。
スミマセン。
ありがとうございます。
あちらのサイトでも検索してみたのですが
この2曲のカラオケは見つからず
探し方が悪いのか そもそも存在していないのか迷うところでした。
カラオケ等と合わせるのも癖のあるズレ方をする音には効果がありますよ。
でも、ピアノと合わせる予定なのにCD音源でどっぷり練習していると
いざピアノと合わせた時には 気持ちの悪いズレ方をします。(^_^;)
>くるみさん、こんばんは~
>>カラオケ等と合わせるのも癖のあるズレ方をする音には効果がありますよ。
なるほど、二胡はCDがいっぱい出回っているのでありがたいですよね。
三弦は…普通のCDですらなかなか売っていないので、カラオケなんて夢のまた夢。
私は古い曲や民間伝承曲が好きで、現代曲や歌謡曲を弾きたいと思ってないので、ますます商業ベースに乗らない…
それ ちと違う。
伴奏に合わせるのは耳の練習の為。(^_^;)
くるみさん、
なるほど、耳の練習ですね。