初見得意ではありません…

初見で弾くのは苦手ですというか…ほとんどド素人…

本日、三弦の講義の一日目。
前学期はコンクールのために、分相応の曲を弾かせたけど、地道にもっと技術を固めていくような基礎の曲を弾かないとね、と先生がおっしゃり、
かなり優しい曲をくださったのですが…
初見じゃ弾けないんですよ。
「お前、まさか、ドレミがどこの位置にあるのか分かってない…みたいだな(汗)」と呆れられました。
こういう奴は音楽科の学生の中には絶対いないと思います。
みな10年以上かそれに近いくらい弾いてるわけで、留学生だから、多少能力が劣っていても先生が引き受けてくれただけだしね。

二胡とかやってる方は分かると思いますが、数字譜と言うのは、ド=Cではないので、調によってそのつど、棹の上のドの位置なんて変わります。
だから、だいたい、中国民族楽器をやってる人はG、D、C、F、B♭、等のよく使う調のドレミの位置はほぼ、ご飯を食べるのと同じように、自然に手にしみついているというか、頭に入っているものです。
だから、チューニングを変えなくても、人のキーに合わせて、移調するなんてアッという間ですよね。
が…私には三弦のポジションがしみついてないんです。
ダメだね。
こうなったら、二胡のときと同じように、毎日、DGCFB♭調のスケールを何度もドレミ~と歌いながら弾くしかないわけだ。
音階練習って単純でツマンナイかもしれないけど、ものすごく大事なんですよね…今更ながら痛感。

そういえば、三味線だけは、文化譜であれば、初見でもだましだまし弾けますよね。
だって、あれは音の高さではなく、位置が書いてあるわけだし。
そのかわり、知らない曲だと、自分が弾いているのが正しいのかどうか確信が持てない。
しかも、たまに譜面が間違っていることもある(^^;をい。
そして、唄の伴奏するときゃ、チューニングそのものを変えちゃうわけだから、開放弦がかならずしもCGCとは限らない…DADかもしれないし、BF#Bだってありうる…

ううむ、いろいろ長所、短所があるものですね。