人前であがらない方法がやっと分かりました。分かってしまうと実に「何でこんな簡単なことに今まで気付かなかったのか」と言う感じで、バカバカしい。
でも、自分にもあがらない状態があるんだということが分かったからといって、その状態にもって行く方法はやっぱりまだ、訓練中であります。
どういう時にあがらずにすむか、結論から言ってしまえば、自分の今していることに対して心から「楽しむ」ことです。
ね?なんだ、簡単でしょ。
先日、初対面の人に弾いている自分を録画されて、弾く前は心拍数上がって、これはヤバいと思っていたのに、先生と一緒に弾き始めたら、楽しくって楽しくって仕方がなかったので、自分があがっていたことをすっかり忘れていました。
多分、楽しくなかったら、そのままあがり続けて、最終的には手足に震えが出て、指が棹の上からすべってたかもしれない…
でも、楽しむ前に、様々な要因で不安がつのって楽しめないから、あがるんですね(私の場合ですが…)
どうして、誰も指摘してくれなかったのか。
多分、音楽家なんて、みんな、そんなの当たり前のこと過ぎて、わざわざ言うまでもあるまいってことだったんでしょうね(^^;
凡人は言われなきゃ分かんないんだよう~
「練習しろ」「場数踏め」「他人はそれほど自分のことなんて何とも思っていないんだから」な~んてことは、よく言われました。
「練習する」のは当たり前のことだし、
「場数」は自分じゃどうしようもないし、
「他人はそれほど自分のこと…」は、そんなこと、凡人は言われなくとも知ってます!
だからこそ、その瞬間に自分の伝えたかったことが伝わらなかったら、どうしよう(嫌だ)という恐怖がつのるんだろうが…
「他人はそれほど自分のこと…」という指摘は、よくハウツー本に書いてあるのですが、正直、アホかと思ってしまいました。
これは、ある意味、才能あふれる美男美女におくるアドバイスでしょう。
ところで、あがり克服法の一つとしてリラクゼーションの訓練があります。
簡単に言うと、こんな感じです。
部分的な筋肉(下肢、腹胸、腕肩首、顔など)の緊張→筋肉の弛緩
を繰り返し練習なのですが、筋肉の緊張時に息を吸い、筋肉の力を抜いて息を吐き出すときに、「リラックス」「それでいい」「大丈夫」等のキーワードを唱えるようにしておく。
この一連の動きを十分繰り返すと、脳がこのキーワードとリラックスした状態を結び付けるようになり、最終的には緊張状態を経なくても、キーワードだけでリラックス状態になれるそうです。
人気漫画「のだめカンタービレ」(アニメ化、ドラマ化、映画化されましたね)ですが、
巨匠シュトレーゼマンは、
「さぁ、楽しい音楽の時間です」
と言って舞台に出ていきます。
のだめちゃんなんて、サロンコンサートで弾く前に
「楽しんで弾くので、がんばって聴いてくださいね♪」
なーんてふざけたことを言います。
きっと、本人たちに自覚は無いだろうけど、このセリフはある意味、心身を好い状態へ持って行くためのスイッチなのでしょうね。
改めて見ると何気ないセリフも、また別の面白みがありますね(笑)
自分は筋肉の緊張ですね!
力入れすぎて指つります。
後は、なんてこと無いのですが
昔は、これだけ練習してきたのだから大丈夫って言い聞かせてました。
>ドラゴン先生
やっぱ、あがります?
私、「全然あがらない」って言いきる演奏家に会ったことないです。
ミスったときにあがってたって言い訳するためじゃないよね?(笑)
適度な緊張は演奏を好い方にもっていくので必要ですが、いき過ぎて指がつるのは、確かに嫌ですね(-_-;
>>昔は、これだけ練習してきたのだから大丈夫って言い聞かせてました。
私の場合は、日々、一生懸命練習してるけど、演奏家やそのタマゴと違って蓄積してきた年月が桁違いに少ないので、「これだけの練習」もしてないんですよね。
だから、上手く弾けなくて当然なんです。
それは、本人もよく知ってるんですが…だからあがると余計に下手になるから、あがるわけにはいかないんです(^^;
本来、人前で弾くべきじゃない腕なのに、弾いてしまおうというのだから、あがって当然ともいえるのですが。
メジャーな楽器と違って、自分のためだけにひっそり部屋で弾けばいいなんて言ってたら、誰も真剣には教えてくれないので、かなり無理してます(笑)