二胡LESSON95

久しぶりのレッスンです(^◇^;)

最初っから、ナナ先生に
「すいません、人前で弾いてから、心の調整がうまくいってないんで、練習もなんか中途半端なんです、なるべく早く心の調整しようと努力中」と言いました。
「まぁ、そんなことだろうなーとは思ったけど、私たちでも、上手くいかないことばかりだから、強くならないとねー」って励まされました。

というか、ナナ先生も昨夜、いろいろ思うことあったそうで、その話をしてくださいました。
差し支えない範囲で書くと、まぁ、こんな感じ。

昨夜は、オカリナ奏者の周子雷先生とお仕事一緒だったのだそうです。
周先生といえば、今でこそ、大先生ですが、別に中央音大とか中国音大あたりを出ていらっしゃるわけではなく、地方の芸術学院を竹笛専攻で卒業されたものの、若い頃は音楽以外のお仕事もされたことあって、いろいろご苦労があったらしい。
オカリナと中国民族楽器と合わせたり、オカリナの古代中国っぽい音色と現代流行歌っぽいものの融合を目指して、いろいろ創作するものの、最初は、相手にされないか、良くてもせいぜい「何とかっぽいね」「何とかに似ててイイネ」ってな賛辞で、個性を認めてもらえず、それがすごく悔しかったのだそう。
でも、めげずに頑張って今があるんだよってね。
ナナ先生も、多くの人により受け入れてもらえるような、現代風な音楽と二胡の融合みたいなのを若い頃(今でも二十代のお若さだけど、音大生は精神年齢早く成長しがちだから、多分中学生くらいのことだと思われる…)は夢見てたのに、いつの間にか、日々の忙しさに追われて、そっちのけになっているので、恥ずかしく思ったのだそうな。
人は普通、年取るにつれて、夢が叶わないと、もうええわい、と投げてしまうけど、周先生はずっと投げなかった…すごいなーってね。
で、今や、大先生なんだけど、その地位に安住してボーッとしてるわけではなく、まるで少年みたいに、次にやりたいことの夢見てるんですよね。

ナナ先生曰く、ナナ先生含めたオケ共演者、いわゆる中央音大出のデキル人で、周先生の若い頃の環境に比べたら、恵まれてて、みんなまだ若くて腕はいいのに、もう老人みたいに世の中憂いてて、くすぶってて、本当、恥ずかしかった…。
ナナ先生にもいろいろ夢があるんだと思いますが、思い通りにならないこと、いろいろあるみたい。
いゃ〜周先生と一緒にいたら、元気だしていこーっとという気になったんだそうです。
やる気って伝染しますよね(笑)。

ナナ先生、言ってました。
普通、宴会でやる演奏なんて、皆、飲み食いや話に夢中で、演奏なんてどうでも良くて、誰も聴いちゃいないんだけど、周先生の演奏は、全員、テーブルの上のものに手をつけず、音に釘付けになってたって。
耳に心地よい演奏って本当にあるんですね。
周先生曰く、続けること、これ、一番大事とのことです。

さて、付け足しの二胡レッスン。
長弓に関しては「あなた、もう基本は出来てるし、別の人が見たら、絶対に独学の人じゃない、ちゃんと然るべき訓練してきた人って絶対にバレると思うよ」とのこと。
ただ、これは、あくまで長弓をやってる時だけ規範的なだけで、いったん、他のこと、例えば、複雑なフレーズ弾いたりするとみだれてしまうんです。
意識しなくてもできる、まるで呼吸のように、弓を動かすという境地に達して、やっと、曲が自在に操れるわけで…
アァ先は長い(−_−;)

本日は、私の練習不足により、賽馬だけ聴いていただきました。
ヤッパリ進歩なし。
問題点はいつも同じってことは、それをクリアするための練習してないってこと、そのいつも止まる一小節を徹底的に頭使って、練習しなさいと叱られました〜。

【余談】
一ヶ月も二匹の子犬を見てなかったら、、小犬ではなく、大犬になっていました。
ナナ先生曰く、親犬はダメなことはダメって叱れば、言うこと聞くのに、子犬はいうこと聞かないし、じゃあ、体罰で分からせようとすれば、余計ふざけてエスカレート、ダメだコリャ。