のんびり歩く馬(二胡LESSON80)

引き続き、課題曲「賽馬」

ナナ先生に指摘されたのは
「あなた、多分、これを頭から最後まで何回も繰り返し弾くという練習ばかりしたんじゃない?」

う~ん、半分当たってますが、半分、そうでもないです。
59、60
69、70、71
92、93、94
108
などの小節はそこだけ抜きだして、スピードをかなり落として何度も練習しました。
が、確かに通しで何度も弾きました。

ナナ先生のアドバイス。
「賽馬」は確かに速い曲だから、速く弾きたくなるのは分かるけど、「良宵」をひくくらいのスピードで練習しなさい。
ひょぇ~
ここまでスピード落とすんですか…
ちなみに私は四分音符=110前後くらいで練習してました。
原曲は多分150前後ですよね。

馬が走る感じ、たったか たったか・・というすべての音をきちんと弾けるまで、スピードをあげてもしゃ~ないってことなんですね。
例えば7小節目の6についている装飾音5ですが、いくら装飾音でも、ないがしろにしてはいけない。
ゆっくり弾いて練習したときに、きちんと綺麗な音を出しておく、そうすれば、最終的にスピードが上がっても綺麗な音がきちんと出ているそうです。
57小節目の33361とかも、大半の人が33という十六分音符が適当に流れて行ってしまうのは、やっぱりきちんと練習していないから。
93小節目は多分、この曲の一番やっかいな場所。
推弓から入って、換弦を含んだ十六分音符の連続。
速くなると、弓がくるくる回転しがちですが、あくまでちゃんと左右に動いていることを意識してと言われました。

ちなみに私はどんな楽器でも、右手のスピードが速く、左手がそれについていけません。
かといっていつまでも左手に合わせていたんじゃ、のろまな亀スピード。
どうしたらいいんでしょうかとお尋ねしたら、
例えば1234 1234と四本の指すべてに負担をかけるメロディをいきなり繰り返し弾きつづけても、いつまで経っても速くはなりません。
最初は232323…242424とか、二本の指だけ速く動かして、そのうちにだんだん234234にしてみるとか、指の負担を変えながら練習していくしかないとのことでした。
確かに三弦でも13231323という単純な基礎トレがありますが、これがどうにも理想のスピードに上げられない場合は、232323を理想のスピードにしてからもう一度1323にしてみろっていうのがあります。
同じですね。

私のお馬ちゃんが競技に参加できるのはいつなのでしょうか…
こんな賽馬、聴いたことないって言うほど遅いスピードで練習中です。
誰かに聴かれたら恥ずかしくてしょうがないけど、速いけどテキトーで中身のない音を弾くよりはマシだと思い、分かる人には分かってもらえると思い、地道にやるしかないんですよね…

This entry was posted in 二胡.