二胡LESSON117

一曲をキチンと弾きこなせない、つまり途中で緊張して音が狂ったり、しくじったりすると、後はますます緊張してグダグダになって、聴けたもんじゃなくなるのです、私。
そんな私にナナ先生の言ったセリフは…
「途中で、ヤバっ、しくじった、と思ったら、もうここでしくじっちゃったんだから、後はもう、むしろ気楽になりなさいよ。しくじったら、ラッキー、これで後は気楽に楽しく弾けるわ〜と思ってそつなく終わりまで弾くのが、演奏者ってものです」

わはは…しくじったら、むしろラッキーってか?
すごい逆転の発想ね。
職業として弾いている人にとっては当たり前の心得なんだろうなぁ。
自分が自分にとってどんなに気に入らない音だそうが、間違おうが、時間芸術である以上、誰も待ってくれないから、やり直しはきかない。
止まる訳にはいかない。
ヤバっと思っても顔に出さず、不機嫌になるなんてもってのほか、立て直してキチンと最後までそつなく弾くべきなのは、頭では分かっているのですが…。
ずっと、一曲をきちんと弾けません。
ずっと曲の棒読み状態です。
時々、感情を抑えきれず、ヤケクソで弾いてます。
先生と一緒だと、つられて(というか、私が合わせようとするからですが)ちゃんとそれなりに優雅に弾けてたりします。
ナナ先生曰く
「本当に技術的に問題あって弾けない人は一緒に弾こうが、何回弾こうが、弾けないものは弾けないけど、あなたは、弾こうと思えば、流暢に弾けるのよね…」

私、過度な完璧主義とも理想主義とよく言われます。
そういう人は人生楽しくないし、病むよとも言われます。
ハイ、病んでます、すでに。
ただ、この重い性格の自分との付き合いが長いので、病みながらも生きていられるだけです。

今まで師事した先生、全ての方に言われましたが、私、そもそも天賦の才能にはこれっぽちも恵まれておらず、どっちかというとかなり頭悪くて不器用(いや、ここまでハッキリ失礼な言い方はなさいませんが、覚えるのに時間かかると言われてます)普通、そういう大人は続かないのに、やめないのがスゴイと言われます(笑)
どうしたら、出来ないことに対して、そこまで好きを保っていられるのか?
いや、だって、恋愛だって、叶わぬ恋と知ってても、明日から嫌いになれないでしょ(笑)

まぁ、音楽を趣味以外でやってる大多数の人が、程度の差こそあれ、才能を見出されて、子供のころから期待されてて、本人の意思に関係なく音楽やってて、放棄できませんから、そういう人からみたら、むしろ、私みたいに何も期待されてないし、並外れた成果もでるわけもなく、いつ放棄したっていいのにやめないのは不思議でしょうね。

だって、他にしたいこと、もう、何もないからね…。
逆に期待されたことを一生懸命やったからといって、結果が出るわけでもないということが痛いほど分かっているので、じゃあ、死ぬ前にやりたいことをやる方がいいやってか(笑)

だから、ハッキリ言えますが、誰でも続けさえすれば、どんなにドンくさくても私程度には弾けるようになるってことですね。
ただ、そこまでしてイタイ姿を晒して練習する意味やメリットは、普通の人にはあまりないというだけです。