先日、ちょっと思うところあって、二胡の絹弦が欲しいなと思いました。
現在、中国の二胡はスチール弦を使うのが普通だと思いますが、日本人の中には絹弦のまろやかな音色を好まれる人もいるようです。
日本の三味線などの和楽器は、今でも弦に絹糸を使いますからお尋ねしたところ、「黄色ですけどいいですか?」と言われました。
和楽器に使う絹糸ってウコンで染めるので黄色いんですよね。
防虫効果あるとかないとか、聞いたことがあります。
あたしゃ、二胡も三弦も、弦なんて、ほとんど見ないので、別に何色だっていいんです(笑)
でも、ふと思ったのです。
筝(いわゆるお琴ですね)の弦が虹色に配置されていたらいいのになぁ~
そしたら、お稽古も続けられたかもなぁ。
ドが赤、レがオレンジ、ミが黄色、ファが黄緑、ソが青、ラが紫、シが赤紫
私は弦が四本以上ある弦楽器が苦手です。
俗に弦が多い楽器ほど最初のとっかかりが容易なので上達しやすいなどと言われていますが、私にとっては弦の数が多いということ自体、苦痛なのですよ~
ピアノもそうだけど、同じ色だと区別がつかん…
中国の古筝はオクターブごとに緑の弦が一応入っていて、見やすくなっているけど、21も弦があると、すぐにどこへ飛んだらいいか分からなくなる…
日本の筝だと、チョークとかで弦にさりげなく印を付ける人もおられるみたいですね。
やったことないけど、多分、楊琴とかもキツイだろうな。
多分、学習障害のお子さんとかいる人には何となく、気持が分かってもらえそうな気がするのですが、世の中には、視力も聴力も悪くない、知的障害もないのに何故か、読み書き計算等が困難な人っていうのがいるわけで、それに少しちょっと似てなくもないと思うのです。
私のは、単なる不器用ですが…
私は昔から視力はいいけど、本はそうとう顔に近づけないと読みづらい(笑)
大多数の先生は、私は目が悪いと勘違いしていらっしゃったみたい。
しかも、よほど慣れてているか、よほど集中している場合でないと、他のことが脳裏に浮かんでしまうので、すぐにどこを読んでいるのか分らなくなるという…(汗)
譜面も読みづらい…なぜなら、線がいっぱいあって、色がついてないから。
そしてフレットの多い楽器も、フレット自体がチラチラして、できれば視界に入って欲しくない。
かつて、筝の弦に色がついてないから見辛いって愚痴ったら、小学生に「お姉ちゃん、弦なんか見てるからダメなんだよ、身体で場所を覚えるんだよ~」と、もっともな事を言われました。
そこで、確かに、三味線などはフレットないから耳と手が覚えてるもんなと思い、身体で覚えようとしましたが、やっぱり辛い。
だって、筝って弦と弦の間の幅が等間隔なんだよな~、実際の音程と実際の弦と弦の間の距離が一致しないんだよな~。
というわけで気持ち悪いです。
え?三味線だって、三本の弦の間の距離は等間隔だけど、音程は五度離れてたり、四度だったり、異なるのに気持ち悪くないのかと問われれば、三本程度の弦なら、真中の弦を基準に左右の弦が何度ずつ離れているかは覚えていられるよ。
だから、筝の弦がとりあえず、弦と弦の幅を変えられないのなら、せめて、弦を虹色にしてくれたら、見やすくて便利なのに、と思ったのでした。
自分の不器用さを置いといて、変なこと考えるなよってか(^^;
もし、虹色の弦があったら、私のような人には便利ですが、普通の人、あるいは視覚過敏のある人には目がちらちらして不便なのでしょう(汗)
もちろん、私も不規則に音に色を付けたら、目がチラチラして酔いますが、きちんと規則正しく、虹色配列にしてくれたらグラデーションの法則で次の音が何か分かるので大丈夫というわけなのです。