じょんから旧節~三味線と三弦の脳内合奏

大三弦の通常のチューニングはGDGです。いわゆる棹の長さの比率から、三味線のツボをそのまま大三弦にあてはめると、そのままの指使いでも、「じょんから旧節」とかも弾けますが、低音なので、何か「?」な曲になります。
京劇三弦なんかだと、棹の長さが津軽と同じなので、弾きやすいかもです。
ただ、当たり前ですが音色が違うし、皮を叩かないので、そのままだと打楽器的要素がなく、全然、カッコよくないですね。
小鼓か手鼓かなにかと合奏しないとリズム感ないです。

先日、ぼ~っっと小山貢民謡集第二集の「じょんから旧節替手」を聴いていたら、あれっと思いました。
この替手って、結構低音だけで弾いてるよね…
ってことは、大三弦で弾いてもおかしくないんじゃない?

で、さっそく、模範演奏音源を半音上げてDADの調弦に合わせて、左耳にイヤホンして音源聴きながら、自分はGDGの大三弦抱えて、D弦と高音のG弦だけで、替手を弾き、右耳から自分の音を聴きました。
脳内で夢の共演(ちゃうちゃう…(〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪)
感想は…合わないこともないかもしれない(微妙な言い回しですね)

当たり前ですが、そもそも、楽器が追求している音色が違うのでビミョ~ではありますが、やりようによっては面白いかもしれないので、引き続き研究したいと思います。
唄の代わりに笛吹いてもいいかも(笑)

…ってお前、そんなことしてる場合か、三弦の譜読みしてないだろ~(゚_゚i)タラー・・・
三弦の先生に殺される…

4 thoughts on “じょんから旧節~三味線と三弦の脳内合奏

  1. ドラゴン先生こんにちは~

    そう、Gは低いです~
    民族オケ用の五線譜ですと、三弦パートは、ト音記号ではなく、ヘ音記号の楽譜になっちゃいます。
    (実は私は、ヘ音記号の譜面を読むのが超苦手。)

    >>游鯉さまは何種類の楽器演奏できるんですか?

    「演奏できる」の基準が人によってずいぶん違うので、何と答えてよいのやら…
    私の基準で言うと、何も「演奏」できません(本当です)。
    「ただ弾いているだけ」なら、弾けると言ってよいものがあるかもしれませんが、音楽を専門としてやっている人から見たら、弾けてすらいないんじゃないかなぁ。

    津軽は、今年の1月にお師匠様に会わなければ、私は一生、津軽民謡や東北地方の民謡知らなかったと思います。
    ですから、二上がり編の曲全部の弾き唄いと、曲弾六段くらいは暗譜して弾けると思いますが、演奏は出来ないと思います。
    ドラゴン先生とのお約束の夢の共演「根性追分(笑)」ですが、大三弦の調弦が通常、二上がりなので、日本の三味線の本調子の音程が分かりづらい上に、お師匠さま曰く、この曲のリズムの「もたれた感じ」がつかめません。
    だから、ノリで「本荘追分」と言いましたが(実際、すごく好きな曲なんですが)、本当はじょんからとかの方がいいんです。

    私の大学の専攻が大三弦ですから(院とは別に、大学の音楽科の聴講生のような扱い、学生証二枚持ってます)、これは「弾ける」と言わないといけないんでしょうけど、実際はまともに弾けません。
    傍から見たら、毎日、ツマンナイ基礎練習を何時間もしているようなものです。
    弾ける曲は技術的に限られてしまいます。
    ましてや「ちゃんと演奏している」とは言い難いです。

    二胡、人によっては「良宵」が弾けたら、二胡弾けると言ってもいいんじゃないかという基準もあるみたいですが、私、音外すので、弾けると言っていいものか…
    (でも、ぶっちゃけ、楽器の性質上、プロでも音外すことあるよね…)
    棹から弦が離れている状態で弦を押さえるので、押さえている場所が正しくても(実際は数ミリ、ズレてもかなり差があるけど)、力加減で、弦を強く押さえてしまったら、すぐに音程が上がっちゃうんですよね。
    そして、そのズレを素早くキャッチして、修正できるだけの耳も腕もないんですよ(泣)
    三味線のお師匠さま方もそうですが、二胡、バイオリン等の先生の耳は、他の楽器の先生にくらべて、すごく精度がいいんですよね…
    中国人の先生にはいつも、音が「高い」、「低い」、「何で毎回、高かったり低かったりズレるの!」みたいに叱られています。

    前に中国の横笛を習っていたので(実は笛は大好きな楽器ですが、肺活量がなさすぎなので、諦めました)、童謡とかなら吹けた筈ですが、ブレスすべきでないところでブレスしないと、どうしようもないので「演奏している」とは言えないです。
    川辺で「もしもし亀よ、亀さんよ~」と遊んで吹いていたら、金髪青目の外国の方に、「今の良かったよ~写真撮らせてください」と言われましたが(本当です)、申し訳ないと思いました(中国の曲吹くべきですよね)。
    昔、職場の忘年会で、虎(来年の干支だった)の着ぐるみ着て吹きましたよ~

    柳琴という楽器(琵琶にちょっと似ていますが、それより小さいです)をすこしだけかじりましたが、最初に習った先生が、独学の片手間で教えてくれただけなので、間違った姿勢のまま続けてしまって、後で、専門の先生に数か月習い直しましたが、どうにもならず、やめました。(笑)
    柳琴と全く同じ調弦で、よく似た技術で弾ける阮という楽器があるのですが、これは楽器だけ持っていて、習ったことはありません。だから弾けません(爆)。

    こんな感じです。
    どれも、演奏できないんです(^^;
    津軽は10年後には、演奏できるようになりたいと思ってるんですが…
    お師匠様は私に大甘なので…お師匠様に本気で叱ってもらえるくらい、上達したいと思っています。

    今、思うと、少なくとも音程問題を楽に解決できる筝を子どもの頃から習うべきだったと…(もう遅い)
    こんなに歳とってから、リターンの期待できないことに時間とお金を費やしちゃって…私どうしようもない人なんです。

  2. 游鯉さま こんばんわ!

    《こんなに歳とってから、リターンの期待できないことに時間とお金を費やしちゃって…》
    とおっしゃっていますが、何かに打ち込んでいる人は若々しく魅力的です。
    これが最大のリターンではないでしょうか。

  3. エリーのパパ さん

    お久しぶりです。こんばんは~
    >>何かに打ち込んでいる人は若々しく魅力的です。
    >>これが最大のリターンではないでしょうか。

    そ…そうですか?
    そう言っていただけると、何か嬉しいです (///∇///) …

Comments are closed.