簡易PAと二胡

簡易PAと二胡
自分の音と他人の音をよく聴くことが上達の近道と人は言いますが…。
最近読んだピアノ教育の本↓
「自分の音、聴いてる?: 発想を変えるピアノ・レッスン」 山本 美芽著
(毎日一生懸命弾いているのになかなか上達が実感できない…どうしてなの?第一線で活躍するピアニストや教育者たちにインタビューし、レッスン指導の現場を取材して得られた貴重な経験談と情報…自らの体験もふくめて“聴く力”を養うポイントをアドバイス。 )

そういう意味でも子どもも早くから他人と合奏させるのがいいと書いてありました。
特にピアノの子は、右手と左手だけで自己完結演奏できるからなぁ。

でもさ〜、合奏は自分のレベルが低すぎる段階では、自分よりレベルの低い人と一緒にやれば、自分が相手を引っ張り上げてあげる力量ないので合奏にならないと思われます。
じゃあプロに高い謝礼払ってレッスンとしてやってもらうしか、しゃあない。
もっとも、その本が言うには世の中にはそういうレッスンしてくれるところもあるらしい。
で、お金ない人はどないしよ。
私はたまに、カラオケ音源で弾いてみたりしてました。
でも手持ちのICレコーダのスピーカーじゃ、物理的に聴こえないんですよね(いつもは、左耳にイヤホン突っ込んで、右耳で自分の音を聴きながら脳内合奏してました)
で、脳内合奏に飽たので安いミキサー、アンプ、スピーカー一体型PAってもんを買ってみました。
けっこう、ちゃんと聞こえる〜。

ところで、週末、友人とボランティア演奏することになっています。
本来、一人ずつ独奏自己完結演奏できるなら、前日リハとか必要なかったわけだけど、職権乱用というか、私はこの機に乗じて、私と二曲合奏してくれへん?とお誘いしました。
わはは~
お友達は二胡を何年も弾いてる人なので、彼が私に合わせてくれるでしょう(笑)
二胡合奏してもらうので、慌てて弦も交換してみました。
いつも使っている二胡ではなく、日本に置きっ放しの古い二胡だから皮ユルユル( ̄▽ ̄)
こういう古い二胡の音が味があっていいという人もいるけど、耳の肥えた人だとなんじゃこりゃ~って音かも。
でも、私は今っぽい曲なんて弾かないから、これで十分。
ピアノなら音程の狂いようがないけど弦楽器って音程合わないと悲惨だよな〜わはははは

津軽三味線全国大会をネットで見ながら…

今日はず~っと津軽三味線全国大会(会場:弘前文化センター)の動画をネットのストリーミングで見てました。
リアルで知っている人、単にこっちは存じ上げてて、ちょくちょくブログを拝見しているけど、あちらはこっちのことなんて全然知らないだろうなって人も含めて、知ってる人が出てたからね。
ついつい、ず~っと見てしまいました。

初めて、津軽三味線の大会を拝見したのですが、みんな本当に普段着で弾いてるんですね。
ちょっと驚いた(^^;

余談ですが、私は師匠に「(私の三味線の音が)大三弦みたいな変わった音するよね」って言われたことがあります。
たぶん、私の腕のせい(純粋に技術が低すぎという問題+本人は津軽民謡をついこの間まで何一つ聴いたことがなかったので津軽っぽさがしみついていないという問題)と、日頃、乾燥のひどい北京にいるので、皮を手加減して貼ってもらったせい(たぶん緩め)、ずっと北京にいるのでその気候に三味線が慣れてしまったせいだと思うんですけどね(^^;

で、北京で大三弦とか、二胡弾いてる時は、先生に「あなたの音って、なんか、日本の筝みたいな音がする」って言われるんですORZ

私、どうしようもないですね(笑)

モンゴルの方の津軽三味線聴きながら、う~ん、彼も似たようなこと言われて、悩まないのかなとチョット思ったりしました。

演奏に性差は関係あるのかな

ラ・フォル・ジュルネ(東京では2005年にスタートし、2012年までに延べ526万人もの来場数を集めたクラシックの音楽祭)のコンサートに行ってきました。
今年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「パリ、至福の時」。ビゼーから、ドビュッシー、ラヴェル、サティ…19世紀後半から現在までのフランスの作曲家たちのこの150年間、パリを彩った音楽。私としてはラヴェルのピアノ曲を聴きたいところでしたが、のだめの影響なのか、そもそも日本人受けするのか、チケットがなかった…
あちらこちらの駅やビルなどで行われている野外ミニコンサートなどは無料。
でも、毎回思うのは、360度すべてに聴衆がいる(場所によっては頭上にも聴衆がいる)ような野外ステージに上るって勇気あるなぁ…後姿にも手が抜けないなんて…すごい怖くない(^^?

しゃ~あないので、勉強でもしてみるかと思って、全然知らないプーランク「2台のピアノのための協奏曲」なんて聴いてみました。
オケは香港シンフォニエッタで、指揮は葉詠詩(イプ ウィンシー、1960年 – )。
有能な中国人女性指揮者って聞いてたけど、見た目が小柄でショートカットで少年みたいだった…。わ~信じられない、私より10歳以上年上なのに、あの爽やかな小年っぽさは一体どういうわけ???
指揮者と言えば、お爺ちゃんというイメージがあるので、こんなかわいらしい人が、香港のオケ(当然多国籍)をまとめてるなんて、凄すぎ、信じられない。
「女性だから、やれない」っていうのは、私は好きじゃないので、なんか女性が少ない分野で女性ががんばってるのを見ると「やった~」って思ってしまう。

余談だけど、私の母は、私が子供のころ、真顔で「男の人は女の人より能力的に優れていて、女は劣っているのよ」ってなことを言いました。
それにすごく違和感を覚えました。
う~ん、確かに日本社会では男性は大変だし、社会が円滑に回っていくためには男性を立てるというのは大切だけど、女性が根本的に劣っているというのとは違うんでないかい?
生物的な差違から、女性が体力的にできないことも結構あるし、社会的に女性がやれない(やると社会的に排斥される)こともあるけど、楽器演奏とかに至っては、男女差なんてあるのかなぁと思います。

でも、指揮者は男性、ハープは女性、お琴は女性、尺八は男性、みたいに、その方がしっくりくると思われている分野ってあるんですよね…たぶん。

そういえば、でっかい大三弦ですが、身体的条件から見たら、体や手の大きな男性優位なんだけど、実際はモンゴルとかじゃ女性奏者が多いみたい(前にコンサートで、習う子は昔から女の子が多いと言っていた)。

ううむ…確かにオーケストラなんかの楽器によって、向き不向きの性格があるというので、指揮者なんかだと社会的に信用されやすくて、他人が無条件に従ってくれて、子供のころから何かにつけてリーダー的役割を求められる男性に向いているのかな?

でも、世の中には定形外の男女がいるんだよな~
私は女性指揮者も好きだし、お琴を弾く男性も素敵だと思いますがね…