のぞきみ

がっこのレッスン室を借りて弾いていると、ごくたまに、誰かの視線を感じることがあります。

それは、
1、単に私に用事のある人が、中断させたら悪いと思って、一曲弾き終わるまで、声かけるのを待ってた。
2、聴きなれない音とメロディだから、好奇心で誰が何弾いてるのかと思って聴いてた(三味線弾いている時によくある)。
3、変わった音だから、何やってるのかと思って聴いてた(とある音色の変化に特徴のある曲を弾いているとき)。
だいたい、この3つです。

練習ですから、出来ないところを、まるで壊れたレコードをかけているかの如く繰り返していることが多いわけですが、それでも一日のうちに数回は通しで弾くことはあります。
普段、自分の音に自虐的な私ですが、一人で通しで弾いている時は、わりとテンション高めで楽しく弾いてるんです。

そんな時に、人の視線を感じると、正直、入浴を覗かれたような気になる…
だって、テンション高く弾いてる時って、無防備に自分の本性垂れ流し状態だよねA^^;
は…恥ずかしすぎだよね。
でも、ある意味、覗かれて悪い気はしないんだよね。

この程度で、入浴をチラ見されたような気まずさを感じていたら、演奏家の方々って、もしかして舞台でストリップショーしてるようなもん?
でも、お仕事だし、魅力的な裸だから、いいのね、きっと。
レントゲン写真じゃあるまいし、確かにお客さんに骨格までは透けて見えないけど(笑)、いろんなものがお客さん(初対面の人も多い)の目の前にさらけだされているわけだよね。
ある意味、よほど神経が…なんでしょうね。