盆踊り唄

前にも書いたかもしれないけど、私は岐阜県民謡の郡上節が大好きです。
そんなわけで、つい、買ってしまいました。
郡上踊りの本。
でも、残念、三味線や太鼓の詳細な譜面までは入ってなかったわ。

私は別に郡上八幡出身というわけではないけど、小学・中学と岐阜県の美濃地方で過ごしているため、地理的に近いせいか、地域社会の盆踊りでは、もう、とにかく郡上節のなかでも、「かわさき」、「春駒」、「ヤッチク」などが何度も演奏されていました。
「ヤッチク」というのは、どうも、昔、「八枚の竹」を打ちならして門付芸をした人達のことみたいで、「アラヤ~チクサッサ~」というお囃子は「ヤッチクさんが来たよ~」ということ。
盆踊りの時に、自分の下駄で地面を蹴ってワザとカンという音を出しながら歩くのが面白くて、よく踊りました(この「ヤッチク」という盆踊りは、右手と右足、左手と左足を同時に出すという、小学校の運動会の行進でやると、すご~く恥ずかしい動きが入ってますが(笑)誰でもマスターできる超簡単な踊りです)

ちなみに「春駒」は、唄のだいたいの意味と踊りを小学校の授業で習いました。
私より20歳近く年上の旦那は、東京の下町出身なのだけど、盆踊りができないし、習ったこともないっていうんだけど、これは地域差なのか、年代差なのか…ついでに言うと旦那は紋付袴とまでいかなくても、着物自体を着たことがないとか…
ええぇ~オドロキです。
(現代の子供の方が、学校で伝統芸能や民謡なんかに触れられる機会が多いのですよね、きっと)

思うに、現代の日常の中では、職業三味線弾きではない私みたいな人は、節の難しい民謡の伴奏なんて弾く機会ないし、だったら、盆踊り系の民謡って、その地方の出身の人なら、だいたい知ってるものだから、全国の有名な盆踊り唄ばかりを徹底的に練習してみたら、まだ、ボランティアとかで需要あったりしないかな~?

しかし、ヤッチクの歌詞はすごく長い(歴史物など、いろんな歌詞があるけど、基本的に物語を皆さんに聞かせるというものなので…)
この本の13ページ分あるけど、途中で以下省略があっても、この長さかい!
yachiku